憧憬、大艦巨砲主義w

メイン盆栽HAWK11 営農機セロー250 奥様号レブル250

ややや、poitaですとも(笑)。

2012-08-27 02:58:06 | ロケットスリー
待ちに待った時が来たのだ。。。
多くのバイク達が無駄使いでなかったことの証のために。。。


再び大型バイクの理想を掲げるために!
ヒトの屑(笑)成就のために!



ロケットスリーよ、私は、帰ってきたっ!






























と、言うワケで。
リニューアルでございます!
今後とも、よろしゅうお願い申し上げまっす!
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買い換えた。

2012-08-13 02:25:58 | ロケットスリー
今日からお盆休みでございます。
正確には昨日からだったのですが、社用が入ってしまいまして、結局、半日出勤(笑)。
何やかや御用して、適当にだらだらして初日は終了でございます。

明日、明後日は新盆でございます。
うんうん。
別段、バイクはないですし。
セローたんは在宅なんですが、どうも、真夏のオフごっこってば、なかなかヤル木が伸びませんで。


先日、アレしましたように、11日に某誌が発売になりまして。
コレが掲載されておりましたのです。
うんうん。
BKたんはいいバイクですよ。
この日、もいろんな方にお会いできまして、色んなお話ができました。
もう、BKたんはないですけれど。


っつーか。
BKたんはもとより、寅八たんもおりません。
ロケⅢ、まだ、納車日程見えないし!
もう、注文しまして、早1ヶ月でございますのです。
まぁ、かつて中古車購入して、納車に1ヶ月以上ってばありませんですとも。

お話には聞いておりましたので、別段、怒りは湧いてこないですが。
バイクに乗りたいですよんっ!
パーツ類は、一部が着荷済みでございます。
悶々、悶々。。。。


実は。
煩悶してるのは、機体の納期だけではないのです。
ええ。
今回購入したロケⅢは、あんまし外装が美しくなさげなのです。
んで。
まぁ、お気付きの方もいらっしゃるでしょうが。
①キイロに塗ろうか
②アカアオに塗ろうか
煩悶しておりますのです。
ややや。
オレがこの手で塗るんではないのですが。


キイロだと、トライバル入れたいんですよ!
ところが、テープワークスには、フライスクリーンのパーツがないのです。
写真合わせで職人様に頼むか???

アカアオもいいにゃぁ。。。
んでも、今回のBKみたいな二の轍踏みそうな気がしなくもないし。。。。
カクイイだろうにゃぁ。。。


あああああああああああああ~っ!
とりあえず、機体、来てよんっ!
だから、というワケではないんでしょうが。

おぱいマウスパット、買い換えちゃった♪
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point of so return。

2012-07-25 13:33:26 | ロケットスリー
<前段略>
萌える街に あとわずか
とどろく叫びを耳にして
帰ってきたぞ 帰ってきたぞ
ロケットスリー

って、まだ、機体はよそにいるんですが(笑)。

私議、poitaは、BKたんと寅八たんをお嫁に出しまして、ロケⅢに復帰することになりまいた!




ココ1年ほどでしょうか。
我が家でもぶつぶつ言ってたのですが。
やヴぁくなりはじめておるのです。
poita自身の性能劣化が(笑)。
や、余命いくばくとか、そういうのではないのです。
ゴハンも美味しゅうございますし、赦されるならアレなアレだってしとうございます(笑)。
やヴぁいのは、バイク乗りとしての性能なのでございます。



昨年の今頃だったでしょうか。
G1号の部活柔道に遊びに行ったのです。
正確には「中学生をブン投げてストレス解消」に出かけたのですが。

んで。
やらかしてしまいました。
25年ぶりの格闘は、いとも簡単にpoitaを半月板損傷(軽度)に処してしまったのです(笑)。
わざわざ、柔道着まで買って。。。
そして、今尚、その故障は、ビミョーにオレをイヂめ続けているのでございます。
そうなんです。
判断に身体能力がついていっておりませんのです。

そして、ソレは、機体上でも常々感じておりましたのです。
もう、だいぶになるのですが、いつのころからか、機体の能力めいっぱいにアクセル開けるコトに耽溺しておりましたpoitaなのです。
つねにいっつも、というコトではないですし、ソレだって許容値の50%くらいのマインドです。
幸運にも、身体を大きく損傷するコトなく、今までやってこれたのです。

んでも。
ココ2年ほど、200スピードを超えたあたりから、「やば!」が頻発し始めておりましたのです。
こんなんじゃなかった、なんだこの違和感。
プラクティス的なアレも取り組んだりしたのですが、感覚的にマヒはできるものの、「やば!」は減りませんでしたのです。

携帯のメール、メガネかけたままでは、焦点合致まで数秒を要します。
営業のオシゴトで毎日100k近く(通勤除く)移動するコトもあるのですが、気付かずにクラクションならされることも散見するような気がします。
ヒザもヒジも完動ではございません(笑)。
集中力も、集中してるつもりだけなのかもしれません。
50を前にして、惑う惑う、んもー、まどいまくりです。

そこで。
冷静に自分を俯瞰してみますと。
そりゃぁ、明確に10年前の自分ではないのです。
ま、別段の精進もせずにいるワケですし、単位負荷あたりの疲弊度合いは顕著に深行しています。
認めたく、ねぇ(笑)。

とは申しましても。
現実は厳しゅうございますのです。
事実、BKたんの稼働率、極端に低下していますのです。
まさにツキイチ状態。
最高速200スピード、出力100馬力に満たない寅八たんが主力機に。
大好きな高速道路だって、速度域は高くありません。
そして重要なのが「ソレでおなかいっぱい」になれてしまう、自分がおりますのです(笑)。
背景に、社用で行う運転は、(都会でおまわりさんがやたらに多いので)遵法走行、というのもあるでしょうけれど。


考えます、考えます、考えます。。。
迷います、迷います、迷います。。。


かつて、ロケⅢという愛機が。
コワレルし、デラの対応よろしくないし、泣く泣く降りた機体です。
それだって、当時は「壊れた」じゃなくって「壊した」ってみんな言うし。
うんうん。
いまなら、壊さずに乗れるんじゃね???
イロイロとスキルも上がってますし。

うんうん。
動くなら、今です。
新車が国内に入ってこなくなって、今後、チャンスはやたらにないように思うのです。



でも、BK、スキ(笑)。
イイ機体です。
まさに「King of Suzuki」ですよ。
せめて、次オーナーくらいは自分で見つけて。。。

って。
すぐに見つかりまいた、次のオーナー様。
購入即決で、すぐ手付打って頂いて、それから毎日メール交換(笑)。
メールは既に10通以上、まさに文通状態で情報交換しております。
こんなコアな方、BK乗り、いやバイク乗りのなかでも、多くは存じ上げません。
ちょっと事情がおありでして、車両の引き渡しは少し先な感じなのです。
ですが、このコは、もう、ウチのコではありません。
今日は、しこしこ純正部品まとめでございます。



遠くないうちに、ロケⅢに復帰でございます。
よろしくお願いいたします!
あ、また、ブログタイトル考えなきゃ。。。
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お泊り。

2009-10-14 01:09:19 | ロケットスリー

リンクのトップにあるように、実は、いまだにロケットスリークラブのメンバーなんです(笑)。
いやぁ、トラというか某ディーラーというかとのお付き合いは、もうコリゴリなんですが、ロケⅢは良いバイクですよ。
未練たらたら、と言ってもいいくらいです(笑)。
クラブメンバーの皆さんも、機体に格別の愛情というか、そりゃ、200万円以上のスーパーマッチョバイクを買っちゃうくらいの方々ですので、相応にアレなんですが、紳士ばかりですし。
ロケⅢを降りた現在でも、何人もの方と交流させて頂いてますし。


このミーティングレポ、あくまでpoita目線、というコトでお許しくださいませ。



まず。
先週半ば、別件がありまして、ロケットスリークラブ管理人様のRocketさんから携帯メールがあったのです。
んで、やり取りしてる中で、ミーティングのお誘いを頂いたのです。
それがまた、都合がいいのか悪いのか日曜+月曜祝日。
かみさんトコの宴会やキャンプなんかは土曜+日曜のケースが多いので、休日が丸二日(定休日は火曜水曜)必要になるのですが、今回は日曜だけ休めれば月曜は祝日なので、お泊りに参加できちゃいます。

うをー、イきてぇ。。。
んで、その日のうちにダメ元感覚で、振替休日の申請を。
良くも悪くもお仕事が忙しくて忘れてたというか、どーせ、振替休日の申請なんて握りつぶされちゃうと思って、行けねぇだろうな、などとタカをくくっていたのです。

ところが、バイクの女神か、黄色いロケⅢの祝いか、11日日曜の休みが取れちゃいました。
ええ、前日夜に(笑)。
開催前日、22時近くの確定ですので仕方ありません。
幹事のRocketさんに、ドタバタ迷惑もおかけできないですし。
だってだって、Rocketさんは100%ボランティアですし、お泊りだと相応の対応もいるのがフツーじゃないですか。
んなのに、自分の都合だけでドタ参なんかアレじゃないですか。

帰宅して、奥様と相談の結果、ガーデンテーブルをバラし、その木材をリサイクルしてイヌ様のご邸宅を建設するというコトになりまして。
10日深夜、ブログって、明け方就寝。
んで、11日当日、11:00頃。
ミーティングに行くはずだった青空を眺めながら、ジョイ本へ資材を購入に。
売り場であーでもないこーでもないやってましたら、Rocketさんからメール着弾。
10日深夜のブログをご覧になって頂いて、わざわざ、再びお誘いのメール下すったんです。


んじゃ、喜んで!
というワケで、メールをダシに、予定をひっくり返して、参加するコトに!
急ぎ買い物済まして、家族に外食オゴって(穴埋め1弾)、出ます。
結局、我が家を出たのは15:00頃。
17:00からBBQスタートっつーか、暗い中知らないキャンプ場探してとかヤですし、那須、寒そうだし。。。

ところが、京葉道路~首都高~加須あたりまで、一部渋滞&マイカーがやたらにつながってまして、思うようにペースを上げることができませぬ。
ココ、どこだったかにゃぁ。。。たぶん蓮田のトイレ休憩。
ビミョーに陽が落ちかけています(笑)。
宇都宮だか栃木だかあたりで、ビンボーランプON(笑)!
佐野で給油しときゃよかったぁ。。。
泣きそうになりながら、一旦東北道を降り、給油。

結果的には、日没前に那須に入ることができまして、コンビニで飲み物+プリンを6個(笑)購入。
オートキャンプ場(すでに真っ暗、秋の陽つるべ落としっ!)では、何人かの方がわざわざご案内してくださいまして、ありがとうございました。
無事、合流できました!


Rocketさん準備のBBQは、今まで食したどの焼肉よりも、オレ的に斬新な体験ができました。
口内でほどけるギュウニクとか、なんだろコノさわやかでうまみの深い柔らかい不思議なおニクと思うようなラムとか。
いづれも初体験のお味でした。
その後のエンドレス会議で、お聞きしましたところネットワークを駆使して御準備頂きましたようで、本当に感謝感謝でございました。
オレも、ミーティングの声掛け、何回かヤりましたが、とてもとてもこんなコトできません(マジ声掛けだけ)。
本当にありがとうございました。マジおいしゅうございました!
朝食、うれしゅうございました!


んで、エンドレス会議開催(笑)。
すんげー自作中心ロケⅢとか、京都からお出でてらっしゃるかたがいらしたり、350cc×15本+500cc数本こなす御仁がいたり、poitaがしちゃいけない質問しちゃったり、んもー、超楽しゅうございましたとも!

お宿もきれいで快適でございました。
4時ころだったでしょうか、みんなが無言になったタイミングでお開き(笑)。


駄菓子菓子。
シュラフに入ればムンムン暑いし、シュラフから足出せば寒いし、ドーすりゃいーんだよ状態(笑)。
持参した寝袋の保温が強すぎたのか、空調オトさなかったのが悪かったのか、パンツ+Tシャツのスタイルが悪かったのか、まだハイテンションだったのか。
とにかく、眠れない(笑)。
結局、眠ったかもしれないけど、眠ってない意識のまま起床。
撤収前、ジャケットに着替えてから、モーレツな睡魔で15分くらいは寝れたと思うのですが、ビミョー(笑)。


んで、会場を出る前に、記念撮影。
部外者、約2名(笑)。

その後、お土産買(穴埋め2弾)って、帰還。
那須から加須あたりまで、またまたマイカーだらけ。
ですが、尻馬に乗らせていただいた早帰り作戦はみごと的中。
渋滞が始まる前に東北道浦和ゲート~川口線~6号を抜けるコトに成功しました。
ただ、最後の館山道は、眠気がモーレツに襲ってきてました(笑)。
んでも、今回のお出かけ、眠かったのは2回だけ、というハイテンションぶり。


ご参加の皆様。
実に楽しゅうございました。
何度もお誘い頂いちゃいまして&緻密で大変だったであろう幹事のRocketさん、本当にありがとうございました。


またお会いいたしましょー!!!!!

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さよなら、ロケットスリー。

2007-12-19 21:47:04 | ロケットスリー
 

帰宅して、早速、作業開始。

一つ一つのパーツが我が家に届けられた日のことは、ワリと覚えている。
開梱の時は、なんともいえないワクワクで高揚するものだ。

ガチャピンカウル。
メーターステー。
この周辺のトップブリッジやらなんやらフロント回りは、ほぼ、全バラシ。
純正のライトステーと、メーター周りを組み上げる。
作業内容の段取りは決まっているので、純粋に作業の時間しか、かからない。
組み上げる時は、あれこれ考え、工夫したり、トライ&エラーになるので、時間がかかった。
その後に、缶コーヒー舐めながら盆栽したっけ。

センスタを外し、バックステップの取り外し。
このバックステップも、パズルだった。
確か、初の海外通販だった。
英国の通貨をユーロと間違えて、英語のメールに四苦八苦したな。。。
これも、サクサク取り外し。
純正の組み上げは、ボルトが一部不足してて、ステンキャップで代用。

最も高価なパーツ、クァンタム。
コイツは、付くかわからないのに「エイヤ!」で買っちまったんだよな。。。
これも、ひと晩パーツ眺めて、結局、その日は付かなかった。
リプレイスサスの実力を思い知らされた一品だった。

取り外したパーツを小分けして、ネジ類をチャック袋に詰める。
梱包できるように整理する。
それぞれの欠片が、オレとロケⅢの2年の記憶だ。

トライバルとステッカー類を剥がす。
テープワークスのトライバルは柔軟性のある薄手のカッティングシートだが、剥がすのはカンタンではなかった。
たぶん、そのまま使えば、相当に長持ちしたんじゃないだろうか。

少し残ったノリをキャブクリーナーでふき取りながら、ほぼ純正の姿に戻ったロケⅢを俯瞰する。
イグニッションを除いて、ディーラーで出会った時の姿だ。
何となく、スッパダカの雰囲気で、かわいそうな感じがする。
残念なのは、最後の仕様の状態の写真が一枚も残っていないコトかな。
やっぱり、カメラを持ち歩くクセを付けたほうがイイ(笑)。

かくして、作業は、終了した。



ショップの店長を待たせている。

さ、行こうか。オレのロケットスリー。
とうとう、お別れだ。
よくやってくれたよ、オマエ。
過酷なオーナーだったもんな、オレ(笑)。

書類をまとめ、装備を整え、ロケⅢにまたがる。
本当に、コレで、最後のセルフスタートだ。

半クランクでエンジンに火が入る。
いつもどうり。

軽くブリッピングして、走り出す。
いつもどうり。

ほんの少しだけ、遠回り。
いつもとちがって、別れのアイサツだ。

完全に日が落ちた直線。
闇の先を手繰り寄せつつ、最後のフルアクセル!
約500M!
メーターは、220!
目線の先に迫る赤信号に向けて、フルブレーキ!
フロントは軽くスキッドし、リアタイヤが悲鳴を上げる!

そうかそうか。
コレで、イイんだよ、な?
うんうん。
コレで、イイ。

ロケⅢはショップの奥のほうに移動され、引き取りを、待つ。

さよなら。
さよなら、ロケットスリー。
そして、ありがとう。

そう、コレはオレにとって、真の意味での惜別、だった。
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恋に別れがあるように。

2007-12-19 02:33:29 | ロケットスリー
 

誰のために 走るのか 
何を求めて 走るのか 
恋に別れが あるように 
この日が来るのが 恐かった 
ありがとう友よ さらばハイセイコー

栄光目指し まっしぐら 
逃げろよ逃げろよ 捕まるな 
愛の右ムチ 打ちつけた 
恨んでないかい この僕を 
ありがとう友よ さらばハイセイコー

幾十万の 観衆に 
真ごころ見せた その姿 
哀しいだろう 辛かろう 
闘い終って 馬場を去る 
ありがとう友よ さらばハイセイコー

『さらばハイセイコー』
作詞 小坂巖
補作詞 山田孝雄
作曲 猪俣公章
唄 増沢末夫


朝、早く家を出た。
グッドウッド二輪商会(以下グ社)へ出向いてロケⅢを回収し、今日中にノーマルに戻し、処分のためショップに持ち込まねばならない。
あまり、時間の余裕が無いのだ。

悪い意味で通い慣れたルートだ。
ロケⅢを出庫・回収に行く時は、常に胸の中の何かが歓喜していた。
反面、入庫・相談に出向く時は陰鬱だった。

グ社のサービス工場の工場長に、御礼を言った。
スタッフにも言ったと思うが、記憶はあいまいだ。
たぶん、シゴトとはいえ、この人々はオレの要求に出来うる限り応えようと努力してくれたハズだ。
グ社/トラ社の商制と、オレの要求にはさまれながらも、その折り合いに尽力してくれた人々、のハズだ。

「今まで、色々、ありがとうございました」
「本当に、残念です」
この短いやり取りが、2度と無い、お互いの誠意であったに違いない、と信じたい。

オレのロケⅢは、入庫した時の姿と、既に大きく変わっていた。
車検のためにハンドルは純正に戻され、トリプルポッドもノーマルパーツに置換され、タンクは新品が付いていて、トライバルやステッカーは、もう、ない。

40日以上空いたロケⅢのライドだ。
そして、コレが最後の。
オレはエンジンに火を入れ、不必要に幅広に感じるハンドルを握り、走り出した。

ほんの50mも走らないうちに、赤信号。
その、ほんの50mでも、ロケⅢはそのエンジンの主張をオレに押し付けてくる。

トリプルポッドの外された吸気系は、低速のトルクを純正の姿に復元していた。
アクセル開度と直結した増速。
そう、この感覚だ。

京葉道路に入り、アクセルを開ける。
2年前。
初めてコイツに乗って、この道を戻ったのを、オレは思い出していた。
この力感だ。
驚きと、ヨロコビと、これからコイツと始まる疾りに期待は大きく膨らんだ。

そして、それはオレとロケⅢの契約だった。
コイツはオレのマシンとなる。
オレは、コイツのパフォーマンスを解放する。
この契約によって、この機体とオレは相互に義務と感動を分かち合えるはずだった。

オレは、急に自分の判断に懐疑した。
この愉悦と、トラ社・グ社との付き合いを天秤に掛けた判断は正しいのか?
ただ、トラ社・グ社に対する感情的な憤りだけではないのか?
コイツが傍にいないことは、オレの求めるモノが手の届かぬトコロにいってしまうコトではないのか?
今なら、後戻りできるのではないか?
コイツの代品は、存在し得ないのではないのか?
今まで、コイツに費やしてきた、自らの時間を否定するコトではないのか。

本当に、コイツを放棄していいのか?
ソレは、オレ自身に、オレのこの判断が許されるモノなのか?

全開付近で車両をすり抜けつつ、曳光弾のように流れ来るセンターラインを見つめる。



オレは、まだ、迷っているのか、この期に及んで。
女々しいヤツめ。


恋に別れが あるように
この日が来るのが 怖かった
ありがとう 友よ
さようなら ロケットスリー


オレは、この、最後のロケⅢとのライドによって、自分の判断が矮小化することに気付いた。

最後と決めていたコトではないか!
かぶりを振って、インターを降りる。


そう、オレは、この歌を思い出していた。

長くなったので、もうちょっと、続く。
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猜疑(2)。

2007-12-17 23:21:35 | ロケットスリー
 

クラッチがスベり始めた。
確か走行距離は7000までイってなかったと思う。

オレとしては異常な出来事だ。
フツー、激しく乗っても、バイクのクラッチってば2万キロ位はモツものだと思っていたのだ。

グッドウッド二輪商会のサービスまで出向いて、相談した。
「タイヤもスリップサインが出てきてるようなので、そろそろ交換時期ではないでしょうか」
「交換には10万円位かかるかも知れません」
「異常なら保証が効くかも知れません」

数日経って、回答があった。
「消耗部品ですので保証は効きません」

一旦は、「あぁ、、、しょうがねぇな。。。」と、思った。

しかし。
良く考えてみたら、タイヤは確かにみんな1万キロ前後で、交換してるようだ。
ま、オレは重いし、乗り方もハードな方だと思う。

が、ロケⅢクラブでも、クラッチがイかれて10万かかったなんて話、聞いたことがない。
確かにオレは、トばすが、それだって、あくまで公道での使用で、レースではない。

おかしい。
ヘンだ。

トラ社のバイクはこんなの、アタリマエなのか?
いや、断じてチガウ。
トラ社のバイクが「もっとデキがいいはずだ」という「チガウ」ではない。
ユーザーは、そんなメーカーに黙って付き合わなければならないのか?
そんなことは、オレにとってチガウコトなのだ。

グ社のサービスが言ってた、タイヤ交換時期と、クラッチの磨耗の相関関係なんて、存在しない。
欺瞞だ。断じて、欺瞞だ。

ヒトが何も知らなくて、そんなまやかしのような説明を、鵜呑みに受け入れると思っているのだろうか。
オレは、トラ社とグ社にとって、ただ、愚かなカネづるであるのではないか。
ふざけるな。

大声は上げなかったが、オレのトラ社とグ社に対する猜疑心と不信感は火を噴いた。
結局、費用はグ社が負担したようで、オレはビタイチ払わなかった。

しかし、この出来事はカネの話で終わりにはならなかった。

以前の、「ディーラーで買ったのだから安心」と思うオレには、二度と戻れなかった。
彼らの話を出来るだけ受け入れようと、努力もしたし、そう思うようにもしたが、ココロの奥から「そんなの、ウソだ!!!」との罵声が止まらない。
彼らの言うことはそのほとんどが欺瞞に聞こえたし、彼らの都合のみで修理日程・入出庫のスケジュールが決まることも変わらなかった。

その後も、ミズモレ1回、その作業に伴ってオイルモレ1回。
いづれも、クレーム処理による無償修理だったが、その工程の全ては、彼らの提案以外の選択肢はない。
そのたび、辟易としてグ社のサービスセンターのある市川への往復だ。
ウンザリしながら、代車の空きを待つ。
アキラメながら、車両の出庫を待つ。

こんなグアイに待たされ続け、保証が切れれば、コストもかかる。
悪いが、トラ社やグ社におカネを払って、利益にさせる気分には、到底、ならない。
どこか社会やヒトのためになる施設にでも寄付した方が、余程キブンがイイと思う。
サービスや、品物の対価を払って、不愉快になるのは承服できない。

ロケⅢはいいバイクだ。
コイツ以上の魅力を持つバイクを、オレは、知らない。
TLのオーナーになった今でも、そう思っている。

だが、それなりにテがかかる。
そして、ウンザリするほど、信頼できないディーラーや、メーカーと付き合っていかなければならない。
今後は、おカネも、だ(笑)。


出庫の数日前に、ドライブシャフト不具合が確認され、さらに出庫が遅れると言う電話を切った後。

半ば、感情的に決断した。
ロケⅢを、降りる。
もう、ヤめた。
やってられない。
ばかばかしい。
どうせ、相手はヒトを、ユーザーをバカにしているのだ。
今や、トラ社や、グ社との関係が断ち切れるなら、それに優先するものは、ない。



そう。
そのためには、ロケⅢと決別するしか、選択肢は存在しなかった。
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猜疑(1)。

2007-12-16 22:47:43 | ロケットスリー
 

この文章をご覧になる方に。
この部分は、オレがロケⅢを降りることになった直接の経緯が含まれています。

ココに記したことは、オレの記憶の範囲で事実であるけれども、立場の違うヒトにとっては全く違う事実もありうるワケで。
ココでの記述はあくまでオレの一方的な発言であって、決して公平なものではない可能性がある、ということを前提に読んでいただきたいです。

それでも、オレ自身は出来うる限り、自己の行動を擁護したり、ディーラーやトラ社を批判するだけの文章にはならないよう書き記したいと思っている。

また、少なくとも現場でオレが接したサービスのスタッフに怠慢や悪意があるとは微塵も思ってないし、そうでないと信じたい。



ロケⅢは、その魅力と共に、今までオレが乗り継いできた国産車に無い脆弱さを持ち合わせていた。

なんてったって、納車のその日にハンドルが「グルンッ!」って、そっぽ向いちゃった(笑)。
コレは、後日リコール出たけど。

トラ社のカタログには品質の高さと、オーナーへの向き合い方が麗らかに歌い上げてあるが、まぁ、ソコは外車なのだ。
仕方の無い部分もあると思っていた。

納車ほどなく、エンジン各部からのオイルにじみ。
コレは、車両の組み上げ・防錆に使用されていた油脂分のにじみらしい。
スグ止まった。

それからしばらくして、冷却水がキャップから噴いた。
コレはラジエターキャップのバルブの不良とのコトで無償交換。

まぁ、そんなこともあるだろう。
それからしばらくは、何も無かった。

ただ、ツライと思っていたのは、故障診断と、修理入庫の実施だった。
オレの居住地と購入ディーラーのグッドウッド二輪商会(以下グ社)とは片道60K以上離れている。
故障や相談はまず、電話から。
そりゃ、相談する方だって、故障を診断する側だって現車を目の前にしているのではないので、やはり、「とりあえず見せに来てください」となる。
その上で修理入庫の予約をし、納車も引き上げも、自分で行う必要があったのだ。
2日という時間と延べ240Kの走行距離と、3600円の高速代を費やさないと1回の診断・修理が完了しない。

3回目位からは本当にその時間が惜しいと思うようになった。
また、グ社は、所有している代車が少ないのか、常に代車の予約待ちが1週間ほどあった。
診断に持ち込んで、1週間以上待って、出庫まで1週間待ってタイミングを合わせて取りに行かなければならない。
毎回のこの作業は実に苦痛だった。

診断に持ち込んでその場でケリが付いたのは、オレがセカンダリーバルブを外して、インマニのキャップが外れて2次エアを噛み込んで不調になってしまった時のリカバリーの時、タダの1回だけだった。
その時だって工賃は1万円以上かかった。
その場で治っても、おカネは相応に負担していた印象だ。
今思うと、そのキャップが外れたのだって、オレの責任かどうかは不明(笑)。

修理の発生も、代車待ちや、入出庫の待ちだって、現場のサービスマンは「すみません」とはいうが、常に、当方には他に選択肢は無いのだ。
その「すみません」は、オレにとっては押し付けでしかなかった。
ま、そういうものかと思ってはいたけれど。
それくらい、サービスマン(もしくはグ社)との関係は希薄なものだった。

この修理云々は、苦痛ではあったが、ロケⅢのオーナーとしての「仕方ない」なのだと思っていた。

そう、クラッチがスベってオレのロケⅢがマトモに走らなくなるまでは。
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お別れ。

2007-12-03 01:14:03 | ロケットスリー
 

今日は朝からいっぱいいっぱい。

7時半に起床。
8時半に家を出て、ロケⅢの回収。
10時半に帰宅。
今日は奥様が不在なので、グレムリンに昼エサをはさんで、ロケⅢのパーツ剥ぎ。
まずは、写真撮影&データ取り。
  カウル関係(ヘッドライトステーを外すのにハンドル・ライト周り全バラ)
  バッグ関係
  トライバル・ステッカーはがし
  バックステップはずし&ホース交換
  センスタはずし
  クァンタムはずし
  各部清掃
さて、バイク屋にロケⅢ処分の為持込。
あーでもないこーでもないと、コミュニケーション。
この時点で19時。
お次は梱包。
大中小あわせて7つの荷造り&積み込み。
ガレージの清掃して片付け終わったの、ついさっき。

別段、しんどいことは何もないのだけど、疲れた。
少々ヘコみ気味だよ。
そして、なにやら、わびしい。

もう、ロケⅢはオレのソバに、帰ってはこないのだ。 
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耽溺。

2007-12-01 02:11:43 | ロケットスリー
 

オレは、ロケⅢのパフォーマンスをより咀嚼したいと思った。
それは、このバイクが与えてくれる愉悦を深く愛し、より追い求め、永く共にありたいという希求でもあった。

だから、オレのロケⅢはイロイロなカスタマイズを施されることとなった。
ロケⅢはライドの毎に、そのパフォーマンスを誇示することと併せて、馬脚ともいえる脆弱さを露呈した。

それはまた、オレのロケⅢは、補完によってオレ自身のライドに特化していくことが可能で、更なる愉悦を提供しうる現実でもあった。
幸か不幸か、ネット環境はさまざまな情報と、商品とその手段を安易に提供してくれる。

オレは、夜な夜なコストと時間の許す限り、ロケⅢの補完の手段を探り、実行した。

WEBのカートに商品を入れる、、、っと待てよ。
またしばし考え込む。
コストの見合いは適正なのか?
カードの決済で、ブツは本当に手許に来るのか?
はて、インストールに問題は無いのか?
英文の商品紹介を再び、WEB翻訳の酩酊した訳文で確認しなおす。

休日前の夜、2:30AM。
パソコンの電源のうなりだけが響く居間。
隣室のベッドの家内がなにやら寝言。
そちらを振り向くとイタチ共と(元来は夜行性)目線が合ったりする。
また、タバコに火を灯す。

カートの周りを行きつ戻りつ(笑)。
商品をググッてみたり、海外のオーナーサイトで検索してみたり。
そこでまた、別のパーツの話題が出てるのを、読み込んでみたり。

自分に根負けするように購入手続きを終え、簡単にシャワーを浴びて、就寝。
窓の外は、一日が始まろうとしているが、オレの長い一日は、やっと終わる。

翌朝、通常通りの起床時間にグレムリン共が起しにやってくる。
奥様が皮肉混じりのイントネーションで、言う。
「毎晩、大変だよね(笑)。」
おまいさんだって、付き合い始めた頃は、徹夜状態でもヘッチャラだったじゃんか。
喉元まで出てくるセリフを押し下げる。
そう。
今現在、恋してるのは、オレだけなのだから、それは、禁句(笑)。
それも、ロケⅢに(笑)。


パーツが届けられた日は、これまた、ガレージにこもった。

事前に予告してあるので、一足先に帰宅している奥様はいつも、メールをくれる。
「荷物来たよ」
メールが入ると、仕事なんてやってられない。
できうる限りの手を尽くし、早々に退社する。

大概、玄関においてあるままのダンボールを開梱する。
オレは、常時キーホルダーにネコ爪カッターを束ねているので、クツも脱がずにテープを切る。
期待の品物であるコトを確認はできた。
普段通り、作業用のトレーナーにそそくさと着替える。
そして、飯も喰わずに、ダンボールを抱えてガレージにいそいそと出かける。

作業環境を整え、パーツに不備がないかを確認。
取り外しか、仮組から着手する。
大概、作業の折り返しを待たずに、グレムリン共の声がする。
「おとーちゃぁん!おやすみぃ~っ!」
「おうっ!また明日な!」ガレージのシャッターを開けずに応える。
そういえば、帰宅してから、あいつらの顔、見てねーや(笑)。

こんな夜は、夏もあれば、冬もあった。

夏は暑いが、シャッターを開放すると、蚊がうっとっしい。
ぬるい空気を攪拌するだけの扇風機の回るガレージで。

冬は、夜間でもあり、凍てつく。
ファンヒーターを焚くが、15度までしか気温の上がらないガレージで。

休日の昼間も、また、然り。
作業をしてると、グレムリン共と奥様が定時巡回に来る。
  グ 「おとーちゃん、どう???」
  ぽ 「おう。あと半分位かな」
  グ 「ろけっと、かっこイくなってきたねぇ。。。」
  ぽ 「ははは(こいつら、気ぃ使ってるのかな)。。。」
少し、作業を眺めたり、その辺ウロウロして、遊びに行くためにいつの間にか消えていく。

  奥 「上手くいってる???」
  ぽ 「ぼちぼちでんなぁ」
  奥 「今度はナニやってんの?」
  ぽ 「××を○○して・・・」
  奥 「ふ~ん。んで、夕ご飯、何にする?」
  ぽ 「(おいおい、訊いといて、スルーかよ!)ごめ、オレ、忙しい」
  奥 「何しようかなぁ???」
  ぽ 「たまには、作ってよ」
  奥 「なににしようか。。。」(フェードアウト)
ま、在宅の休日っても、まぁ、こんなもんでしょ(笑)。

それでも、オレはアキラメが付くか、作業が終わるまでガレージを出なかった。
イメージした補完が現実のものとなっていく作業に没頭できたのだ。
それは、ロケⅢとの蜜月だ。

いろいろと出かけた。

休日をまるまる潰して、塗装業者を廻ったり。
往復120Kを超える工房に出向いたり。
鉄粉まみれ、樹脂クズまみれになりながら、ディスクグラインダ回したり。
10K以上はなれたホームセンターに1日に4回もボルト買いに行ったり。
炎天下に目眩しながら10回も車庫入れして、ROMのセッティングしたり。

そして、単なるトライアンフ社謹製ロケットⅢという工業製品は、オレのライドに特化したカスタムマシンに変貌しつつあった。
それは、それぞれのパーツや変更が誇らしげに見える瞬間であり、
願いが時間を費やすことによってモノとなる現実であり、
ロケⅢと共にある喜びでもあった。

そう。
オレはロケⅢに耽溺していった。
コメント
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