トリッカー、見参っ！

さて、日曜日の深夜、埼玉まで引き上げに行ってまいりましたのは、このコ。
年式はよくわからないのですが、初期型のトリッカー・仮名リカちゃんです。

ややや、呼称、なんだかロリコンっぽいので、再考します。
そんなコトはどうでもいいんですが（笑）。


奥様号、汎用性からバンバンちゃんを選んだのです。
んが、実際、スクーター（ＰＳ２５０）を卒業して活動してみると、なんやかや、近所の林道やらオフ系が多いのです。
奥様＋バンバンちゃんでは、かなーり心許ないのです。
なんてったって、ドジェたんでさえ自分で起こせないんですから。
ナニユエ、お国もこのような方に普通二輪免許を下賜なすったのか。。。

オンもオフも、ソコソコこなせて、コンパクトで軽い機体で、高速も乗れる。
ウチのセローたんだって、空中バレリーナの奥様。。。
彼女に扱える機体って？？？
虎視タンタン、アチコチ狙っていたというか迷走していたのです。

そんなトキ、ヤフオクで。
究極の中途半端マシン、トリッカー。
ワリと最近のモデル、不人気、安い、軽い、扱いやすい、オンもオフも限界低いながらも、遊べるようです。
少しイジってありますが、ま、いっか。
ついつい、ぽちっと。。。


早速、近所のゲロ未満林道含めて、１００ｋほど走ってきました。


まず、引き回し。
軽いです。
クラス最軽量に近い機体で、重心バランスも低すぎず、高すぎず。
オレですと、片手で引き回せる位、扱いやすいですよ。


オンロード＆街中。
オモシロイですよ、このコ！
短い軸間距離、オンとオフの中間１９インチのフロント＋ミョーに小さい１６インチのリア。
くるくる回れちゃいますし、安定してるというか、不安感が全くないのです。
小さく扱うのが上手くなっちゃったかのような錯覚さえ感じます。
然様、コレがトリッキー対応の機体構成、というコトではないかしら？
また、エンジン・ギアリングも８０ｋ以下までなら最強といっていいくらいのリキ感です。
初期型のキャブ仕様ですが、ローのアイドリング走行から、アクセルオンと体重移動だけでフロントがふわっと上がります。
トリックごっこばかりでなく、デキるヒトが扱えば、ミニサーキットなんか相当速いんではないでしょうか。
前後ともサスストロークが長いワリには、バンキングも、充分素直で安定しています。
制動はファジー（死語）な印象で甘い、というか、あんまし効きません。
ま、気合い入れすぎなければ、充分な印象でもあります。


オフロード、っつーか林道。
遊べますよ、このコ！
全く知らない道でしたので、探検モードでしたけど。
本格オフよりはモチロン浅いのですが、サスストロークは長めです。
フラットなら、そこそこのペースで走れます。
シートから腰を上げていれば、２０センチくらいのギャップを踏み抜いても機体は安定しています。
サボって機体任せ＋オレの体重ですとボトムしちゃいます。
２ｍ位の４５度登り下りも、ソツなくこなします。
不可能ではないですが、バンバンちゃんには人車共に負担の大きな芸当です。
刈り取り後の田んぼのフチを登っていて、足をつこうとしたトコが水路（笑）。
リカバリーも、オフ車並みの印象です。
車重そのモノはバンバンちゃんと大きく変わらないのですが、扱いはかなり軽く感じます。


んで。
軽い、小さいというコトは、ソレを優先しての設計の様でして、ユーティリティはなぁんにもないです。
小物入れさえないです。
とりあえず、工具は積んでいますが、タバコひとつ入るトコはないです。
ガソリン容量も６Ｌだったかしら。
リザーブになっていましたので給油したら、３．８Ｌしか入りませんでした。
ちなみに、タイヤも選択肢はないです、ほぼ純正のみ（笑）。
セロッカーというかトリローというか、セローの足回りを入れてオフタイヤ履けるようにしている方がいますが、その気持ちはタイヘン良くわかります。
また、キャリアも、純正はスンげーちっちゃいです。
積載も３ｋまで、面積はコンビニのり弁程度でしょうか。


総評としては、やはり、究極の中途半端バイク（笑）。
オフ寄りにしたくとも、問題はタイヤでしょうか。
オン寄りにしたくとも、８０ｋ以上がダメダメですし、制動がダメです。
旅やら生活寄りにしたくとも、モノ積めなすぎ。
ただ、遊ぶ、という意味ではコレ以上は求められないほどの万能選手だと言えると思います。
奥様号というより、オレがコイツで遊びたい（笑）。




他にも問題が。
ガレージ、いっぱいで置き場、狭いんですけど。