山咲雛子の日記

毎日何かを好き☆と感じ、感謝して、頑張っています。時間が沢山あったら、ゆっくり自然の中で過ごしたいです♪旅もしたいな♪

夢遍路

2021年06月23日 | 神社・仏閣

新コロナ下で、お四国病が再燃している私。

この頃は、週2回位はお遍路している夢を見ます。

「夢でお遍路できるのなら幸せじゃないの?」

と両親に言われましたが、確かにそうであり、そうでもないんです。

先日は歩き遍路していた夢なのですが、前にあった井戸が枯れていたり、町が閑散としていて、新コロナの影響がここまで酷いのか!と。

夢の世界ではありますが、お寺さんに着いて納経場に行くと、なんと信じられない事ではありましたが、納札や写経も忘れ、納経帳も持っていない自分に驚き目が覚めました。

こんな現実的に自分にはあり得ない最悪の事態の、こんな最悪のシナリオ見せられて、私にとっては最悪の朝の目覚め!

休日、宮城の松島方面を北にドライブしたのですが、田んぼの緑が美しかったです。

県外に出るのも控え、新コロナを意識して生活する中で、最近はスマホのニュースに一喜一憂してしまい、自分ではどうにもならない悲しさを感じますが、こんなに美しい風景を見ると、先人たちの努力と智慧に感謝の思いと、今配信されている現実のニュースとのギャップに呆然としてしまいます。

皆がお互いの幸せを願いながら、日本は助けあって頑張って、さまざまな困難を乗り越えてきたと思ます。

近年であれば、淡路阪神大震災も、東日本大震災も。

 

幸せって、何だっけかな?

そうならない日本の未来を個人個人が考えていかなければ、と思います。

 

 


柳津虚空蔵尊

2021年04月16日 | 神社・仏閣

2021年2月に「柳津虚空蔵尊」を再訪したのですが、ここでの時間が印象的でしたので、過去記事にはなりますが、書き残しておきたいと思います。

三陸三十三観音霊場の28番さん。

山門の鐘をモチーフにした演出が禅宗の印象ですが、実は真言宗智山派の寺院なんです。

子育ての松の根元にある祠。

弁天堂。

子安観音堂。

お手水場。

本堂へ。

ご本尊は、柳津虚空蔵尊。

なで丑と、寅。

その間をくぐると、弘法大師堂。

宮城では、なかなか真言宗の寺院が少ないのですよね。

伊達家、武将さんがそう言えば、禅宗に改宗されたというのもあって。

だるまさんが購入できるます。

厄割の玉もありました。

前回、夕刻が迫り奥の院へは途中で諦めたのですが、今回は時間もあるのでチャレンジしてみました。

前回ここで先を諦めたお堂。

その先は、すさまじく急な山道でした。

登りは大変で休み休みですが、下りは滑り台風に重心を低くして、滑るように下りました。

まともに普通に立って降りたなら、絶対に一度以上はコケる感じです。

斜め降りもかなり筋肉を使うので、よっぽどの足の自信がないと、翌日の筋肉痛が予想されます。

参道を外れてしまうと崖ですから、注意しましょう。

道なりに進むと、奥の院が現れました。

ここまでたどり着くのは、生半可の気持ちではいけません。

ズボンとシューズでしかたどり着けないと思います。

私の場合下山した時には、ズボンは汚れ、シューズも土塗れになってました。

奥の院をお参りできたことで、何かを達成したような気分になるのが不思議です。


はじめての写仏

2021年03月13日 | 神社・仏閣

写経会に寺院に通うようになってから2年半くらい経ちます。

隔月で密教寺院と、毎月禅宗の寺院でふたつ。

最後の最後は、どちらかの寺院に入ることだけは決めています。

 

さて、密教寺院でのお写経は、なぞりの写経用紙に筆ペン書きで、輪袈裟を身に着け、持っていれば数珠も準備し、時間に関しても厳しいです。

一方、禅宗寺院では写経用紙が数種類もあり、観音経、十句観音経、白隠禅師の教えのなぞり、写仏など、いろいろなものが用意されており、筆ペンも数種類から選べ、筆や硯も自由に使ってよいことになっています。

時間の許す限り、どれを何枚写してもよく、始まる時間は本堂でお経を唱えるので決まっていますが、終わる時間は各自自由です。

写経の後には、座禅の時間も用意されていて、内観できる時間が持てるのも、禅宗ならではの、素晴らしいところです。

 

全く異なる写経会ですから、やり終えた時の気持ちが、それぞれ違います。

どちらが向いているのか自分らしく居られるのか、いつも考えるのですが、いまだに答えにたどり着いていません。

気持ちがスッキリする、しゃっきりする、というのは、ふたつとも共通するところだと思います。

 

今月は禅宗寺院の写経会で、3・11のご供養のために写経しました。

いつもは墨を摩り、筆書きで写経二巻、もしくは写経1巻に観音経を納めるのですが、今回は写経1巻だけにして、初めての写仏にチャレンジしてみました。

お手本の写仏の上に書道用の半紙をのせ、クリップで動かないように止めて写します。

細かいところは最後にして、大まかな輪郭から始め、時間があれば細かいところを書くのが完成できるコツなのだそうです。

完成まで、ジャスト1時間。

気持ちとしては、あっという間でした。

ひたすら何も考えずに夢中に写した、という感じです。

はじめての写仏で始めは緊張しましたが、とても楽しめたし、充足感もありました。

 

今、世界中が新コロナで大変なことになっていますが、一日も早く平和な時間が戻ってくることを祈るばかりです。

合掌

 

追記:写経会は宗派にかかわらず、寺院それぞれにより詳細の内容は異なります

写経に興味のある方、写仏に興味のある方、体験してみたい、始めてみたいという方は、あらかじめ寺院にお問合せ頂き、詳細をご確認下さい。

お電話で寺院にお問合せするのに少し緊張するかもしれませんが、やさしく教えてくださるはずですよ。

そこから「ご縁」が繋がっていきます。

 

 

 

 

 


残念な四国遍路ツアー

2020年06月30日 | 神社・仏閣

日本全国には、さまざまな巡礼の歴史が残っておりますが、なかでも四国遍路、西国三十三観音巡礼、坂東三十三観音巡礼、秩父三十三観音巡礼などが特に有名で、四国では結願すると、満願の意味で、高野山へ。

西国、坂東、秩父の三十三観音巡礼では、百観音巡礼満願ということで長野の善光寺(北向き観音とセットする巡礼スタイルもあり)。

昨今のデジタル化に伴い、なにかヒトとしての「これでいいのか?」そういう思いつめた気持ちに、「巡礼」という古典スタイルをやってみることで、自分にとって本当に大事なことに一瞬でも近づけた気がします。

はじまりは好奇心でも、時間があるからでも、ご先祖供養でも、何でもいいのですが、やってみると自分の体の中に今まで自覚したことがないような、スゴイエネルギーがあって、それを半信半疑でもう一度感じたいと思う。

そうやって、自分自身のなかで、巡礼する意味を考えるようになりました。

 

でも一度は、自己流でなくて、巡礼ツアーバスで回ってみたら新しい気づきがあるのではないかと。

そう思って、四国遍路4周目にして、ツアー一周約20万か30万の相場でどちらか迷い20万にしてみたのですが、私としては残念だったとしか思えないんですよ。

四国4周しているのですが、1、2週目は納経帳を両親のために回ったので、私の今の納経帳は2週目なんです。

ところが、巡礼ツアー会社のミスで、88か所のうち、最終的にご朱印を1か所だけもらい忘れた、漏れていたんですよね。

他の西国や坂東も自分の納経帳を確認してください、という時間が渡された時言われるのですが、この会社にはそれがなかったんです。

ツアーが解散してよくよく納経帳を見て、そのことを説明すると、「あなたがこのお寺が初めて行ったからでしょう?」などと言われてしまい、驚きました。

何故なら、そのお寺の宿坊を毎3回利用し、今回はツアーバスで宿坊利用無しなので、今回時点ではご朱印は2個(納経帳2冊にそれぞれ1個のご朱印)なはずなんです。

だから本来、2個のご朱印がなければならないのです。

旅行会社のチェックミスであることは言うまでもありません。

それに2020年は限定で、各霊場の御詠歌を記載したお札を、帳面とお軸を納経いただいた方に無料で配布されているのですが、88か所回って封筒にそれらが入っていて一枚一枚思い出を振り返りながら見ていると、このように墨で汚れたものが1枚入っていました。

ちよっと残念な気がしました。

自分の不確認で、納経頂くのを忘れていたとか、汚れたものを頂いてしまったとか、それなら自分が悪かったと思えます。

でもお金を払って、その期待と共に保証に値するものが得られないと後から知ると、とっても残念な気持ちになりますね。

30万のツアーにすればこんなことにならなかったかな、と沸々と考えていたことがありますが、結局巡礼はできたし、納経もできたんです。

思えば、ご朱印が頂けなかったことは残念でしたが、墨で汚れたものも、元を正せばただの紙切れなんですよね。

紙切れなんて失礼な言い方かもしれませんが、私の心の中には88か所を巡ってきた苦しさも楽しさもあります。

それが一番大事なんじゃないかと。

 

今は県を離れられないけれど、いつかまた、自然に抱かれながら巡礼の道を踏みしめることができたら、と思っています。


四国遍路の納経受付再開

2020年06月02日 | 神社・仏閣

2020年6月1日より、四国遍路の納経受付がすべて通常に戻りました。

 

現在、四国霊場会のHPでは、次のようなコメントがあります。

新型コロナウイルス感染拡大防止の為、
手洗い、うがい、マスク着用などに加え、
密閉・密集・密接の感染予防にご注意の上、
政府の基準に従った巡拝をお願い致します。
詳しくは下記の行事・特設欄をご覧ください。
合掌

 

私の推測ですが、もしかしたら、お手水は寺院によって使えないかもしれません。

お蝋燭を立てるにも、密接しないように注力するならば、少し待つとか、平時よりも時間がかかるのかもしれません。

鐘は、今までは使えていた寺院でも、使えないかもしれません。

お経を読むときのマスク着用は、これからの夏は、辛いと思います。

歩き遍路さんでも、マスクを着用したまま歩かなければならないのでしょうか?

 

いろいろと四国のお遍路のことに思いを巡らすにつけ、悩ましくてならず、心が苦しくなりますが、88のすべての納経場の再開は、お遍路さんには朗報と思います。

それでも、今までのような四国巡礼のイメージや計画では、難しくなるかもしれませんね。

四国遍路の歴史の中では、神仏分離政策や海外との戦争もありましたが、そのような困難も乗り越えて、現在進行形であり続けています。

今年の春は、日本中が新コロナで自粛していました。

5月1日の自宅2階から見た、たそがれ。

太陽と月。

この光景も美しさに、心が震えました。

こんな美しい地球の、ほんのわずかなスペースだけど、自分の場所があるって、素晴らしいと思いました。

 

お金が無くなっても、今の仕事が無くなっても、生きているみんなには、必ず自分の居場所がある。

そういう社会であってほしい。

心からそう願います。