ある日の朝方、変な夢をみました。
相方と私がしゃべっています。
相方の手首に数珠ブレスレットが二連ついていました。
菩提樹と黒っぽい水晶の、相方のものではない、見たことのない数珠でした。
円通院で作った相方の数珠ブレスレットは一か月前に切れてしまい、それ以降数珠をつけていませんでした。
「どうしたのその数珠?松島の円通院にひとりで行ってきたの?」
と私は相方に尋ねていました。
「数珠があるから大丈夫だよ」と相方。
そこで目覚め・・・
その朝、けたたましく鳴る電話の音に嫌な予感がしました。
「相方さんは、出勤途中にバイクで交通事故に遭われて、(脳震盪を起こされたようで)事故前後の記憶がないようです。これから〇〇病院に向かいます。・・・来て下さい」
あ然・・・
急いで病院へ向かう途中、事故検証をしている横を通りがかりました。
壊れた相方のバイクがちらりと見えました。
病院で車椅子の相方と遭い、顔には赤い傷が走り、顎には絆創膏がはられていました。
なんとか自力で歩くことができるようで、とりあえず安心。
傷だらけのヘルメット、カバン、クネクネに曲がったバイクの鍵や家の鍵などが、大きなビニール袋にくるまれ持たされました。
「記憶がないんだよ、本当に」と相方。
死は免れることができました。
いつも通る道。
なにかの偶然と偶然が重なりあっておきてしまう出来事。
それにはいつも生死が表裏一体なのですね。
「本当に人は簡単に死ぬんだね」と相方。
最悪、死んだことも解らないままだったかもしれません。
そうだったらと思うと、あ然しかありません。
生きている時間を大事にしたいものです。