山咲雛子の日記

毎日何かを好き☆と感じ、感謝して、頑張っています。時間が沢山あったら、ゆっくり自然の中で過ごしたいです♪旅もしたいな♪

18番 恩山寺

2016年07月31日 | 神社・仏閣

国道から恩山寺方面に向かうと、田んぼや何もない場所を歩き、お遍路の道標もなかなか見つからないまま歩きました。

途中、地元の方がいたので道を教えてもらったりして、なんとかたどり着いたようです。

赤い橋を渡ります。

恩山寺は山の上にあるようです。

珍しい木です。

ビランジュの木(バクチの木とも言う)は徳島県指定天然記念物です。

またまた山歩き?

(でも少しだけでした)

お迎え大師。

恩山寺は聖武天皇(在位724~749年)の勅願寺として、行基が開基。
当時は大日山福生院密巌寺といい女人禁制の道場でした。


後に弘法大師がこの地に滞在していたとき、大師の母堂(玉依御前)が訪ねてきました。
しかし、女人禁制のため上がることができませんでした。

弘法大師は母のために山門辺りで17日間の秘法を修し女人解禁を成就、そして、母堂の玉依御前を伴って登山し、孝行を尽くしたといいます。

これにちなんで、現在の山号である母養山恩山寺に改められました。

鎌倉末期に僧源空が弘法大師の霊地を復興するために入山しました。
以後、寺運は栄えましたが、天正年間(1573~1592年)に兵火に遭って、焼失しますが江戸時代には蜂須賀家の保護を受けて再建されたそうです。

大師堂

本堂へは階段を上がります。

本堂。

18番あたりまで来ると、般若心経をお唱えするにも少しはうまくなってきたように思います。

その日最後の「19番立江寺」まで5キロの道のりを歩きます。

恩山寺を下る頃、やっと知り合いのお遍路さんにお会いしました。

知り合いのお遍路さんと会うと、励みになります。

竹林を通るコースがおススメです。

風が強いため、竹林同士がぶつかりあって、とても心地よい音が響きます。

葉っぱのサラサラという音と、ポン、ポコン、ポンポンという音と相まって、素晴らしい時間でした。

風のないときでも、青竹の中を歩くのは気持ちが良いと思います。

 


りょう花 徳島小松島店

2016年07月30日 | ラーメン

13番大日寺から208号線をひたあるき、18番恩山寺へ向かうルートは辛かったです。

17番井戸寺から18番まで徒歩20キロですが、私のルートだと16キロ。

その日の天気は大荒れで、杖が流されてしまうほど風が強く、雨が降ったりやんだりで、ポンチョを着れば暑いし、脱げば雨に濡れるし、菅笠は風に飛ばされるのでリュックサックにしばりました。

辛すぎて自然に涙があふれて止まりません。

しかも他の歩き遍路さんに一人も見ることなく、ひたすら国道沿いを歩きました。

私の持っているガイドブックでは、詳しいお遍路道が書かれていないので、たまにお遍路道の標識があらわれると一安心したものです。

こんなつらいときには、なにか食べないと・・・

国道沿いにラーメン屋さんがあらわれました。

入ってみます。

どうやらこのお店はファミリーが多いようで、お遍路姿の私は何か特殊な風体のようです。

カウンターに案内されました。

いろいろとこだわりがあるお店のようですね。

お店に入る前は「鶏塩ラーメン」と思っていたのですが、なぜか気が変わって「鶏白湯ラーメン」(780円+税)をオーダー。

15分少し位待って運ばれてきました~♪

クリーミーなスープです。

徐々にマー油が広がってきて、味の印象が変わります。

麺は細麺でツルツルした食感ですが、スープとの馴染みはイマイチのように感じました。

炙りチャーシューは個人的にはあまり好きじゃないです。(茹であがってから着丼まで少し待たされるし・・・)

総じてコスパ高いかなぁ~と感じました。

 

 ■りょう花 徳島小松島店

住所 徳島県小松島市江田町字大江田37-1

営業時間 11:00~15:00 17:00~22:00

店休日 火曜日


大日寺 宿坊

2016年07月29日 | ホテル・宿

13番大日寺に、Iさんの車のお接待で10時前に到着してしまった私は、重い荷物をその日の宿泊先に選んだこの大日寺に預かってもらい、17番まで進み、17時迄戻ってくる奇策を立てました。 

17番井戸寺の傍のコンビニで、うっかり「お杖」を忘れてしまい、途中気がついて、タクシーに運んできてもらう時、待っていた場所の日差しが強くてつらかったです。

そんな時、お接待で頂いたジュース。

車が私の前で止まり「大丈夫ですか?困ってませんか?そんな事情ならこれ飲んでください」と渡されました。

買い物した高揚感でお杖を忘れてしまった情けなさと、その日30キロ以上歩いた疲労感で、心が折れていた時だったので、本当にお接待には感激でした。

大日寺に再訪したのは、宿との約束の17時を過ぎてしまっていました。

ふすまを隔てて、他の宿泊者の部屋と繋がっています。

障子をあけるとこんなふう。

廊下は洗濯部屋になっていて、翌朝チェックアウトゆっくりめにしていたら、洗濯もの抱えてお部屋に入ってこられました。

お風呂。

夕食時に3番から10番まで同行したOさんと再会っすることができ、感激してしまい夕飯の写真を撮り忘れました。

メニューは・・・

あたたかいそうめん

筍山椒和え

なます(大根、こんにゃく、人参、こんにゃく、こんぶ)

煮物

はまちとまぐろの刺身

天婦羅(海老・人参・ピーマン・筍、かぼちゃ)

沢庵

バナナ

羊羹

Oさんとはふすまを隔て隣部屋だったため、食事の後は、再会のお祝いでお酒を酌み交わしながら、いろんなことを語り合いました。

もう絶対今回のお遍路では会えない、と解っているから翌朝は消えるまで手を振って別れました。

Oさんの今後のご多幸、ご発展を心よりお祈りしています。

お互いに幸せになりましょう♪

そしてまたいつか、お遍路道で偶然会えるような気がしました!!

 

 

朝食。

おかみさんが韓国の方らしく、食器はこんな華やかな色で統一されています。

 

 

 

 


17番 井戸寺

2016年07月28日 | 神社・仏閣

16番観音寺から徒歩3キロ。

一日中歩きっぱなしになか、日差しが照りつけ風もなく、その3キロの道のりは長く感じました。

途中、焼山寺からなべいわ荘まで送っていただいたT先達と再会、同行となりました。

今日の最後のお勤めのお寺です。

山門をくぐると、気持ちが高揚してきて、嬉しくてなりません。

正面の本堂は昭和43年の焼失以後に再建されたコンクリート造りの建物。

縁起によれば、天武天皇の勅願道場として白鳳2年(674)に開創され、そのころは妙照寺とよばれ、八町四方の広大な寺域と十二坊を有する大寺であったそうです。

本尊の七仏薬師は聖徳太子の作。

脇仏の日光・月光菩薩は行基菩薩の作。

弘仁五年弘法大師はこの地にとどまり、ご本尊を拝して修行され、十一面観音立像を刻まれて安置したそうです。

また、この地方の水が悪いのを憂いて、錫杖で井戸を堀ると、清水がこんこんと湧き出たそうで、水に映ったご自身の姿を石に刻まれたそうです。

面影の井戸と呼ばれ、井戸寺の名もこれに由来。

立派なお寺です。

今回の巡礼で、T先達にお会いできることはもうないでしょう。

お礼を言ってお別れしました。

これから私は、今夜の宿「13番大日寺」まで8.4キロを戻らなくてはなりません。

「今日のお勤め終えたのだから、タクシーで戻ったらいいよ」とT先達にアドバイスを頂きましたが、そうせずにしたのが失敗でした。

途中のコンビニで買い物した際、お杖を店においてきてしまったことにやがて気がつきます。

だけど、T先達がタクシー会社の電話番号のメモをお寺から頂いてくれたので、コンビニとタクシー会社に電話して、私のいる場所まで届けてもらうことに。

T先達にはいつも助けて頂き、感謝しています。

 


土佐

2016年07月27日 | ラーメン

16番から17番に向かう途中、ラーメン屋さんの暖簾が目立ってました。

歩きに夢中で、お昼を食べ忘れていたのに気がつきました。

四国に来てから、一度もラーメン食べていません。

「徳島ラーメン」有名なのに・・・でもこのお店「土佐」だから徳島ラーメンではないかも?

入ってみましょう♪

丁度お昼を過ぎて落ち着いた時間でしたので、待たずにカウンターに座ることができました。

小上りの場所に菅笠とお杖を置かせていただきました。

ラーメンではなく「そば」というメニュー名ですが、カウンターまでしっかりと豚のゲンコツや鶏の甘い香りが香味野菜に混じって香っています。

きっと美味しい豚骨系ラーメンだと思いました。

そば(小)をオーダー。

スープをひと口。

美味しいです。

獣臭なく、コクがあって、髄の出汁が良く出ていて、程よい甘みもありくどくない。

丁寧に仕事しているスープだと思いました。

しかもニンニクの風味がアクセントになっていて飽きずに食べれるんです。

もやしが極細もやしなのですが、シャキシャキの食感で好きでした。

チャーシューも薄味でスープの味を引き立てていました。

麺はストレート麺。

 

お久しぶりのラーメンに満足、しかも安いし!

でも私からニンニクの香り、している気がします。

フリスクを試してみますが、ニンニク臭くてこれからお寺に行くの、大丈夫でしょうか?(少し後悔)

 

*ここ「土佐」さんではお遍路さんサービスとして、水筒か空のペットボトルを頂けば、お水を入れてくれるそうです。

お遍路さんにも優しいお店でした♪

 

■土佐■

住所 徳島県徳島市国府町府中598-6

時間 [月・水~日]
11:00~売切れ次第終了

店休日 か(祝日の場合営業)