一関温泉郷の「瑞泉閣」は体が良く温まっていいお湯だと何度か耳にしたことがあります。
浴場の横にこんなゆとりのあるスペースがありました。
日帰りでも、のんびりできるかもですね。
お風呂は1Fにサウナ完備の大浴場と、露天風呂があります。
水風呂はありませんがサウナは浴場と合わせて、深夜1時まで入浴できます。
冬のこの時節は、もうもうと白い湯気が大浴場を包んでいますが、天井からの嫌な水滴がポタリと落ちることはなく入浴できました。
露天風呂は、少し熱め。
この時節は日暮れが早くいので、夕食時間が来る前に、日が沈み次第に変わる景色の変化を見ながら入浴できるのが、一番の私の楽しみです。
私はそれを「蒼い時間」と勝手に名づけています。
静かに昼から夜にゆっくりと変わっていく・・・やがて漆黒に変化する「魔」の時間でもあります。
この「蒼い時間」に、山の景色の変化を見ながら、できるだけ心を無にして入浴します。
どんな厳しい自然であっても、ヒトはそれを受容れて生きて行く。
その先人のすべての恩恵に与って、今私がこの温泉でパワーを頂いてることに、自然と感謝の気持ちが溢れます。
歴史が語る、本物の温泉の証、石灰華した湯口。
匂いも強い刺激もないお湯ですが、本当に体がポカポカ温まりました。
本物の温泉好きなら、冬の厳しさと引き換えにしても、この時節の入浴は価値があると思います。