夕暮れの巴川
夕暮れが待ち遠しい一日だった。
走りたくて走りたくて、うずうずしていた。
犬の散歩から帰り、すぐに着替え、再び外へ飛び出した。
昨日と違うコースへ行こうと、ずんずん南へ走った。
住まいのある二中学区を抜け、三中学区へと入った。
清水小と三中の間の道を抜けたら、清水総合運動場が見えてきた。
初めてエントリーしたマラソン大会は、平成10年の清水日本平マラソンで、この運動場がゴールだった。
夫に内緒で申し込み、大会が近くなったときに打ち明けた。
当日、彼はカメラマンとなり、私のマラソンデビュー写真を撮ってくれた。
当時を思い出しながら、外周を走っていたら、自分がどのあたりに来ているのか、わからなくなってしまった。
パチンコ屋の大きな看板が見え、位置が確認できた。(まったく私ったら)
西へ上れば四中だ。
二中学区、三中学区と来たのだから、せっかくなら四中あたりまで行ってみようと、ゆるい上りの道を走った。
すっかり日は落ち、車のライトがまぶしくなってきた。
四中まで来たので、引き返すことに。
庄福町の「バーミヤン」の看板が見えたあたりで空腹を感じ、フッと気が抜けて、急にペースが落ちた。
ここで、止まったら、もう走る元気がなくなってしまいそうだ、と気持ちを奮い立たせた。
山と同じだ。
一歩一歩、歩を進めていくのだ。
…と思ったけれど、桜ヶ丘の交差点近くで、とうとう足が止まり、それから家まで10分ほど歩いた。
家を出てから戻るまで、およそ1時間。
どのくらいのキロ数になるのか、まったく見当がつかない。
今日も爽快!
体を動かすのは気持ちいい。
3週間続けられるだろうか。
…というのも、近ごろ『3週間続ければ一生が変わる』という本が気になっている。
書籍広告を見ただけなので、どんな内容かよくわからない。
が、何でもいいから3週間続けてみればいいような気がしている。(違うかもしれないけど…)
とにかく3週間、頑張ってみよう!