風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

表現すること

2007年03月09日 | 生け花
生け花教室4回目。
花材は、房桜、アリストロメリア、ガーベラ、ソリダスター。
初めて見る房桜。
これは枝が硬く、ためがきかない。
扱いかねて、生けるまでに時間がかかった。

先生に見ていただくと、
「生け花を習ってない人が生けたものなら、春らしくてきれいね、と言えるけど、お月謝を払って生けているのだから、もっと何かを表現しなくちゃいけないのね。そうすると、これを見る限りでは、このお花であなたが何を表現したいのか全然わからない、伝わってこない」
との評だった。

先生にアドバイスいただいて、生けなおした。



家で生けてみると、花器が違うということもあるけど、印象が変わって見える。



房桜。
少しでも動かすと、花粉がいっぱい落ちる。
桜の花のイメージとはかけ離れた感じだけど、きれいな紅色をしている。



どんなことでもそうだけど、人間が何か創造するとき、作り手、表現者の個性がそのまま出る。
また、その日、そのときの気持ちも、ごまかしようのないくらい、ストレートに表れる。
今日、最初に生けた花を先生に評され、あらためてそんなことを強く感じた。


この記事についてブログを書く
« 刃物研ぎ | トップ | 春告げのれん »
最新の画像もっと見る

生け花」カテゴリの最新記事