風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

夏カレー

2006年08月11日 | 清水ともゑ帳
夏野菜カレーを作った。
いつもの具(じゃがいも、人参、たまねぎ、肉)に、ナス、トマト、かぼちゃを加えたもの。
ルーは市販のものだから、夏野菜だけで特別な味に変化するわけではないけれど、夫はこれが結構好きだ。

食べ始めてしばらくしたら、夫が、
「なんかさぁ、マエダがいる感じだな」
と言い出だした。
「マエダって誰? どこにいるの?」
と聞いてみた。
私には感じない霊の存在が、彼には見えているのかと思った。
夫がスプーンでカレーとご飯を混ぜながら答えた。
「ほら、飯島直子と結婚してた前田、そいつがカレーの中から顔を出すんだよ」
「ああ、TUBEの前田亘輝のこと? けど、なぜカレーの中にいるの?」
「だからさ、このカレーが夏っぽくてさ。前田が夏の歌うたいながら、カレーのあちこちから出てくる気がすんだよ」

なるほど、そういうことだったんだ。
ごめん、すぐには、理解できなかったよ。
それだけ、夏を感じてもらえるカレーができて良かった。

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超回復

2006年08月09日 | 清水ともゑ帳
一昨日、久しぶりにトレセン(清水ナショナルトレーニングセンター)へ行ってきた。
ここは、4年前のサッカーW杯のときに、ロシアチームがキャンプしたところ。
Jリーグのチームもキャンプにやってくる。



私は以前、この近くに住んでいたので、オープン以来ほとんど毎日、ジムやプールへ通っていた。
今の住まいへ移ってから、だんだん足が遠のき、運動もあまりしていなかった。
時々、トレセンの外周を歩いたり、レストランで食事することはあったけれど、ジムとプールへ入るのは3年ぶり。

なまっていた体が負荷をかけられ喜んでいるようだった。
ついつい頑張りすぎてしまったけれど、汗をたっぷりかくのは気持ちいい。
ジムのあとはプールでひと泳ぎし、ジャグジーやサウナでくつろいだ。

体を動かした爽快感で、いつもの風景までも違って見える。
すべてがすがすがしい。
夕方、姿を現した富士山が、自分へのご褒美みたいに思えた。



昨日も今日も筋肉痛が続いている。
でも、これはいいことだ。
トレーニングなどによって壊れた筋繊維は、回復とともに以前よりも強い筋肉になるのだとか。
スポーツ用語では、「超回復」というのだそうだ。
痛さを味わってさらにたくましく成長する……人生にもこれと通じる場面があるような気がする。



今夜のわんこは…

2006年08月06日 | 清水ともゑ帳
清水みなと祭りの最後の夜は、花火。



始まりと同時にポポは怖がって吠えまくり。
その声は花火の音に張り合えるくらい。



途中で吠えるのに疲れたのか静かになったものの、
ハアハアしながらやっぱり落ち着かない様子。



花火でよほど神経をすり減らしてしまったのか、
終わったとたんにぐっすり眠ってしまうポポなのでした~。(西山喜久恵アナウンサー風)


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清水みなと祭り

2006年08月05日 | 静岡
今夜は清水みなと祭り総踊りでした。
オープニングは、
  ♪清水港の名物は お茶の香りと男伊達~♪
と、『旅姿三人男』で始まりました。
NHKで『次郎長・背負い富士』を放映しているからかもしれません。

みなと祭りのガイドに、清水橋は一列での通行なら見学の人も渡れると書いてあったので、今日は新しくなった橋を通るのを楽しみにしていました。
ところがところが、渡ろうとしたら「踊り手以外の人は通れません」とガードマンさんに止められてしまいました。
周りの人の目が集まって、ちょっと恥ずかしかったです。
仕方ないので、橋の下の道を、ポポと一緒に歩きながら、お祭り見物をしてきました。



外の喧騒が落ち着いてしまうと、ちょっと寂しくなります。
  ♪祭りのあとの淋しさが
   いやでもやってくるのなら~♪
吉田拓郎の『祭りのあと』を思い出しました。
でもでもお祭りはまだ終わったわけではありません。
明日の晩の、花火も楽しみです。


うなぎ

2006年08月04日 | 清水ともゑ帳
小学生のころ住んでいた家の近くには、プールみたいな用水があった。
事故を防ぐため、用水の表面は金網で覆われていた。
ある日、私は、道にころがっていた竹竿を持ち帰ると、竿の先端に木綿糸をくくりつけ、近所の川で獲ったザリガニの身を糸の先に結んだ。
自分で作った釣竿を手に、用水へ行き、金網の間から釣り糸を垂れた。

しばらくするとアタリを感じたので、竿を持ち上げようとしたけれど、思いのほか引きが強かった。
なんとか引っ張り上げてみると、30cmくらいの黒いヘビのようなものがかかってきた。
初めての獲物。
落とさないよう家に持ち帰った。

家の外には、不要になった風呂桶があったので、そこに水を張り、その生き物を放した。
ニョロニョロと風呂桶の曲面を這うようにそれは泳ぎ始めた。
近所のおじさんと親にその生き物を見せたところ、「これはウナギだよ」と言われた。
私が初めて釣ったのは、ウナギだった。
ウナギはその日のうちに用水へ返した。

あのとき、なぜ、釣りをしようと思いついたのかわからない。
そして、なぜ用水にウナギがいたのか、と今になればそんなことも不思議に思う。
自分で道具を買うほどではないけれど、以来、釣りが好きになった。

私の両親がともにうなぎが好きではないせいか、家ではうなぎを食べたことがなかった。
母は、「高いばかりでおいしいものじゃない」と言ったけれど、私にはそれが、イソップ童話のキツネと葡萄の話に思えて仕方なかった。
キツネは葡萄を食べたいけど手が届かないので、あれはきっとまずい葡萄だ、と自分に思いこませる話。

20歳のとき初めて、友人とうなぎを食べに出かけた。
それはそれはおいしかった。
ふっくらとした身、タレとご飯のおいしさ、夢見心地になって帰宅した。

ところが、その晩、私は急性すい炎になり、痛さで一晩中のたうちまわり、翌日からしばらく通院した。
うなぎの脂が原因だったらしい。
でも、うなぎはずっとずっと大好きだ。

今日はふと初めての釣りのことを思い出したのだけれど、町を歩いていたら、偶然にも今日が今年二度目の丑の日だと知った。
店から漂ってくる香ばしいにおいにそそられ、ふっくらとした身に箸を入れた瞬間を想像し、食欲をかき立てられた。

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幟はためく

2006年08月02日 | 静岡
清水みなと祭りはもうすぐ。
JR清水駅東口広場には、色鮮やかに幟がはためいています。
写真左から順に、高部、袖師、興津、船越、三保、岡、清水、小島、庵原、不二見、江尻、入江、駒越、折戸、辻、両河内、浜田です。

広場の中央にはステージも設置され、31日夜からはプレイベントも行われているそうです。



我が家の近くからも、太鼓の音が聞こえ、お祭りムードが高まってきました。

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