神田祭

1999年05月16日 | 出歩き

 今日は、女房と神田祭と三社祭に行ってきました。
 前からこのお祭りには行きたかった。でも、なんかこれまで行けなかった。
別に理由はなかったけど、なぜか行かなかった。しかし、今日は息子たちが昨
日から外泊していていない。そんな気軽さからか、女房とお祭りデートとなっ
た。
 家を9時過ぎに出た。朝から曇り空で、今にも雨が降ってきそうだった。い
ちおう念のために、折り畳み傘をそれぞれ持った。
 池袋に行き、地下鉄丸の内線でお茶の水まで行く。池袋の次の新大塚駅は、
女房が暮らしていたところだ。
「新大塚だよ。懐かしくないの」
「ぜんぜん。なんにも覚えてないもん」
 あっけらかんと、彼女はいう。私とちがって、いい意味で過去にこだわらな
い人なんです。20年前、私と出会う9月頃、親の反対を押し切って家を出て、
新大塚のアパートで一人暮らしを始めた。11月に、私の住む駒込のアパート
に転がり込んでしまったので3ヶ月もいなかった。それで愛着も少ないのだろ
う。
「東京ドームが見えるわよ」
 女房の声で、私は文庫本から目を離す。後楽園駅だ。この辺には私の思い出
が転がっている。次が本郷三丁目駅。ここに私が19歳で勤めた会社がある。
 お茶の水駅で下車。ここも懐かしい。恥ずかしながら、私は、お茶の水の夜
間の予備校に行ってました。秋まで。
 駅を出て聖橋のほうに歩き、左の階段を登る頃、笛や太鼓の囃子の音が聞こ
えてきた。階段を登りきると、すごい人混みだった。目の前の道路に、御輿を
かつぐ人たちがいた。私はウキウキした。なんてったってお祭りが好きなんで
す。女房も、笑顔で大きな声だしてはしゃいでいる。
 人混みの中を、神田明神のほうに歩いて行く。さっそくデジカメを出して撮
る。
 この辺も、私が本郷三丁目の試薬会社に勤めてた頃、15日と月末に集金の
ためにうろついたところだ。後楽園、神田、秋葉原などを、会社の作業服を着
て、自転車で取引先を回っていた。
(毎週月曜日は、6時45分までに行かなければならないので、寝ます。明日
続きを書きます)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする