今日は、女房と神田祭と三社祭に行ってきました。
前からこのお祭りには行きたかった。でも、なんかこれまで行けなかった。
別に理由はなかったけど、なぜか行かなかった。しかし、今日は息子たちが昨
日から外泊していていない。そんな気軽さからか、女房とお祭りデートとなっ
た。
家を9時過ぎに出た。朝から曇り空で、今にも雨が降ってきそうだった。い
ちおう念のために、折り畳み傘をそれぞれ持った。
池袋に行き、地下鉄丸の内線でお茶の水まで行く。池袋の次の新大塚駅は、
女房が暮らしていたところだ。
「新大塚だよ。懐かしくないの」
「ぜんぜん。なんにも覚えてないもん」
あっけらかんと、彼女はいう。私とちがって、いい意味で過去にこだわらな
い人なんです。20年前、私と出会う9月頃、親の反対を押し切って家を出て、
新大塚のアパートで一人暮らしを始めた。11月に、私の住む駒込のアパート
に転がり込んでしまったので3ヶ月もいなかった。それで愛着も少ないのだろ
う。
「東京ドームが見えるわよ」
女房の声で、私は文庫本から目を離す。後楽園駅だ。この辺には私の思い出
が転がっている。次が本郷三丁目駅。ここに私が19歳で勤めた会社がある。
お茶の水駅で下車。ここも懐かしい。恥ずかしながら、私は、お茶の水の夜
間の予備校に行ってました。秋まで。
駅を出て聖橋のほうに歩き、左の階段を登る頃、笛や太鼓の囃子の音が聞こ
えてきた。階段を登りきると、すごい人混みだった。目の前の道路に、御輿を
かつぐ人たちがいた。私はウキウキした。なんてったってお祭りが好きなんで
す。女房も、笑顔で大きな声だしてはしゃいでいる。
人混みの中を、神田明神のほうに歩いて行く。さっそくデジカメを出して撮
る。
この辺も、私が本郷三丁目の試薬会社に勤めてた頃、15日と月末に集金の
ためにうろついたところだ。後楽園、神田、秋葉原などを、会社の作業服を着
て、自転車で取引先を回っていた。
(毎週月曜日は、6時45分までに行かなければならないので、寝ます。明日
続きを書きます)