演劇未中年

2005年10月07日 | 健康・病気

楽家に行った。先週の木曜日以来だ。
Nパパ、ママがいた。いつもこの夫婦はごいっしょだ。
もうひとり40代の男がカウンターの端にいた。
私がNパパとしょうがいしゃとのことを話していると、
「それはよく分かります。
 ボクも以前そういう子たちと働いていました。
 あの子たちは、真っ直ぐですよね。ウソをつきません」
「そうですよね。かわいいです」
そういっている私の心の中では、
(いや、あいつらは立派にウソをつく)と呟く。

その人が帰り、数分後あやちゃんが来た。
マツキヨで働いている素敵な子だ。
Nママの隣りに坐った。
サラリーマンの苦労などを思い出しながら、
Nパパと私は話していた。

そのうちひとりの男が入って来て、
私の席からひとつ隣りに坐った。
前に一度会ったことがある。
確か、芝居をやっているといっていた。
しばらくNパパとしゃべっていたが、
会話が途切れたところでその男に話しかけた。

「芝居をやっているんですよね」
「ええ」
「なんという劇団でしたっけ?」
「こんにゃく座といいます。オペラをやってます」
その名前は聞いたことがある。
「素敵ですね。芝居でメシをくっているなんて、
 おれも20代の頃、芝居をやっていました。
 アマチュアの劇団ですが。茨城訛りで挫折しました」

それから私の芝居をやっていたときのことを話した。
そして、その頃観た芝居の話などを…。
寺山修司の天井桟敷、唐十郎の状況劇場、
東京キッドブラザーズ、つかこうへい事務所、
井上ひさしの芝居など、私が若い頃観た芝居の話をした。

彼は、30歳までバーテンダーをしていて、
このままいってもいいけど、つまんないなと思い、
俳優養成所に入り、そこにいた先生の縁で
こんにゃく座に入ったらしい。

今、ネットで検索したらありました。
「座員のページ」を見たら、その人の写真があった。
いつか、彼の舞台を観てみたいと思った。

コメント
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