とうとう10月も終わってしまう。
今年もあと2ヶ月となってしまった。
10月1日から私は警備員になった。
行き着くところまで来てしまったという思いです。
でも、生きていくためにはしかたない。
なにか職業に就いて収入を得なければならない。
仕事の内容というと、ただ立っているだけです。
それなりにやることはあるが、立っていればいい。
(本社の管制塔への定時報告とか、車での巡回もある。
警備日誌も記入しなければならない)
制服をきちんと着て立っていることに意味がある。
近所の住人とは笑顔で接しなければならない。
24時間勤務なので、ひたすら眠気との闘いの日々です。
もう仕事をかえるのはイヤだ。
この警備の仕事をあと10年ほどやって年金暮らしをしたい。
地道に警備員として終わりたい。
と思うのですが、ちょっとさびしい。
このまま終わっていいのか、
というスケベな気持ちもあるのです。
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10/1 ありがた迷惑
10/2 無職暮らし1 職安にあふれるひとひと秋彼岸
10/3 無職暮らし2 ススキ見て職歴想い放尿
10/3 職安のトイレの窓からすすき見ゆ
10/4 無職暮らし3 無職モンなぜにからかう秋の昼
10/5 無職暮らし4 身にしむや無職の吾と公務員
10/6 無職暮らし5 この歳で新人研修赤い羽根 野茂復活!?
10/7 はっぴいえんど 初警備空には秋の星座かな
10/8 ザ・警備員 地下鉄や自分ごまかし秋の朝
10/9 孫に会う 孫は泣く爺苦笑い青蜜柑
10/9 “3位”決定戦
10/10 陶芸に戻る 土いじる土いじられて秋の暮
10/11 電車通勤 滑り込む電車の上の天高し
10/12 再就職の壁 秋風や自問し続け立哨す
10/13 ビーサンのげんべい
10/14 女の子 叩かれて這いつくばって荻の原
10/15 阪神が消えた
10/16 途中下車 途中下車紅い木の葉を見たくなり
10/17 初めての休日 目が覚めて自分がなんだか分からない
10/18 新任研修 警備員やむにやまれず秋の風
10/19 休肝日 休肝日つくって酒がうまくなり
10/20 「肴や」開店10/21 期日前投票
10/22 土曜日の午後 秋晴やチャリンコ少年赤信号
10/23 九想観 この躰九想禅定芒原
10/24 新人1人
10/25 肴や
10/26 広辞苑 台風で一日雨立哨す
10/27 台風の中で
10/28 離婚 それを聞きどうにもならず秋重し
10/29 柿の実 咽喉の奥あの柿の味記憶有り
10/30 キレる中高年 話し方ふつうに頼む秋の暮
10/31 10月が終わる ここにきてたじろぐまいぞ暮の秋