茨城訛り

2009年11月26日 | 健康・病気

「ケンミンショー秋の友愛スペシャル」(日本テレビ 21:00 ~ 22:48)
なんていうものを観てしまった。
田舎モノの私は、こういう番組が好きだ。
茨城県代表として(?)磯山さやか が出ていた。
私の生まれた岩瀬町(現在は桜川市)は、
栃木県との県境にあり、どっちかというと、
栃木県代表の漫才のU字工事の話し方に近いと思う。

テレビの中でそれぞれが田舎訛りの自慢をしているのを聞いていて、
「あァ…、おれも話してぇなー」と思った。
若い頃、茨城訛りがイヤだった。
恥ずかしくてしょうがなかった。
おれが21歳のとき、劇団に入って最初にやった役が、
テネシー・ウィリアムズの「最後の金時計」という
ほぼ2人芝居の若い靴のセールスマンだった。
演出家に「茨城訛りのアメリカのセールスマンがいるわけねぇだろう」と
しょっちゅう怒られてつくづく芝居がイヤになり、
その公演が終わったとき劇団をやめた。
そのときは、茨城訛りを憎んでいた。
しかし、テネシー・ウィリアムズという名前は本名ではなく、
愛称の「テネシー」はその南部訛りからセントルイスでの学友に付けられた、らしい。
今思えば、茨城訛りの靴のセールスマンもよかったんではないか。
演出家の了見が狭かったな、と思う。

今はおもいっきり茨城訛りで喋りたい。
おれの心の中身を自然に出せるのが茨城弁だろう。
でも、19歳で東京に出てから埼玉、そして長野へと流れ着いたおれ、
うまく話せるかな?

 

コメント
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