カノン~家族のしらべ~

2018年10月06日 | 健康・病気

今夜11時、「カノン~家族のしらべ~特別養子縁組で結ばれた親子」(Eテレ23:00~)を観た。
今日のETV特集は”特別養子縁組”で結ばれた親子の1年間のドキュメントだった。
思春期を迎えた高校生の娘。口うるさい親への反発。ふとした時に頭に浮かぶ実母への思い。
やがて娘と親はすれちがい、ぶつかり合うように。揺らぐ親子の絆を3人はつむぎ直せるか?いい番組だった。
このご夫婦には、お子さんが恵まれなかった。
それで特別養子縁組を希望し、2歳のしおりという女の子が子どもになった。
思春期の娘と不器用な父はすれ違う。
親子の絆、家族の意味を見つめる。
家族関係とは難しいですね。
高校生まではうまくいっていたのに、あるときから家に帰らなくなった。
友だちと遊んでいて、家に帰ってくるのは11時過ぎになっていた。
父親は、それを認めることが出来ず娘に注意する。
その頃、しおりはパンパスという男とつきあっていた。
その男は、タイ人の夫婦の間に生まれた子どもだった。
そして、しおりは妊娠した。
しおりにとって初めて血縁のある“家族”が生まれる。
このへんは感動的でした。

うちだって息子たちが高校生のときにうまくいってたとはいえない。
息子たちが高校2年のときに、私は山梨県に単身赴任をしていた。
そのときの10月だったか、女房から山梨のアパートにこんな電話があった。
Kの高校の文化祭が終わり、それからKのクラス全員で入間川の河原に行ったという。
コンビニでアルコール飲料、乾き物などを買って。
女房は「心配だからタクシーで入間川に行ってみる」という。
「入間川っていったって長いんだよ。いったいどのあたりの入間川に行くんだよ?」
「・・・・・」
「家で待ってるしかないよ」
結局、Kは翌日、何ごともなく家に帰ってきた。
血のつながりがあってもこんなふうなのに、養子縁組の子どもとは難しいと思う。

現在、しおりとパンパスと子どもと5人で暮らししている。
このご夫婦にとってはこれまでいろいろあったが、今は最高の暮らしだと思う。

コメント
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