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https://news.goo.ne.jp/article/bloomberg/business/bloomberg-QWL1D5DWLU6H01
>東京五輪が1年間の延期を経て23日に開幕する。
>大会組織委員会は、昨年3月の延期決定に伴いそれまで約7年かけて準備した運営の全
>項目を見直してきた。武藤敏郎事務総長は20日の会見で、当時は「感染症は何らかの収
>まり方をしていて、今のような状態だとは正直予想していなかった」と振り返る。
>緊急事態宣言などで自粛を迫られる国民の反発や医療の逼迫(ひっぱく)を理由に、開
>催は世論の支持を得られていない。JNNが7月3から4日に行った調査では34%が
>「中止」または「延期」と回答。五輪を特集する国内テレビCMの放映を中止したグロ
>ーバルスポンサーのトヨタ自動車をはじめ、複数の企業が距離を置いた。
>新国立競技場の建設では、日本スポーツ振興センター(JSC)が12年に英国のザハ・
>ハディド氏のデザインを採用したが、1300億円程度とされていた総工費が約2500億円以
>上に膨らみ批判が相次いだ。計画は15年に白紙撤回され、隈研吾氏らのチームが総工費
>約1500億円で現在の競技場を建設した。
>15年には大会エンブレムの白紙撤回もあった。7月に公表されたデザインがベルギーの
>劇場ロゴマークと似ていると指摘されたためだ。組織委はエンブレムを改めて広く公募
>し、16年にアーティストの野老朝雄氏による「組市松紋」に決定した。
>膨らむ予算
>コンパクトな大会をうたいながら予算規模は膨んだ。立候補時は約8000億円としていた
>が、16年12月時点で1兆6000-8000億円に倍増。圧縮も試みたが、延期やコロナ対策費
>などで20年12月時点で1兆6440億円となった。無観客としたことでチケット収入900億円
>を補填する必要も生じている。
>五輪の延期決定後、組織委は全会場を確保し直し、コロナ対策の指針となる「プレーブッ
>ク」を策定するなど膨大な準備作業を進めてきた。高谷正哲スポークスパーソンは19日、
>延期は「40キロのフルマラソンを走ってきたら、突然もう10キロ走れと言われた」ようだ
>ったと語った。
>多様性への疑問
>延期五輪の準備が大詰めを迎えつつあった今年2月には、組織委の森喜朗前会長が「女性
>がたくさん入っている理事会は時間がかかる」と発言。海外メディアなどから女性蔑視と
>批判された。スポンサー企業や国際オリンピック委員会(IOC)からも「不適切」との
>声が上がり、辞任に追い込まれた。
>後任には橋本聖子氏が就き、新たに12人の女性を理事に迎え、それまで20%にとどまって
>いた女性理事比率を42%に引き上げた。
>開会式を巡っては、3月に女性タレントを豚に例えたと週刊誌に報じられた統括責任者が
>辞任。今月19日には楽曲担当者が過去のいじめ問題を理由に職を辞した。さらに開幕前日
>の22日、演出担当者がユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)をやゆしていたとして解任され
>た。
>新型コロナ感染が確認された大会関係者の数は22日現在91人となっている。五輪閉幕まで
>感染拡大を抑制し、その後のパラリンピック大会につなげることができるのか試練は続く。
これまでこのようなことがあって明日、“2020東京オリンピック”が開催される。
明日の開会式はどうなるのだろう?
あの人の曲、あの方の演出を使わずに明日の開会式をどのようにするのだろう?