自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

淡墨桜

2017-04-12 | Weblog
 美杉竹原(中原地区)にある薄墨桜を何度か見に行っているが、この桜の元となっている根尾谷の薄墨桜をぜひ見たいものだと、思いながら何年過ぎたことか。今日は午前中曇りの天気だったが、やっとその思いを果たすことができた。
 まずは東海環状広見IC近くへデポ。ここから9時に乗り出す。武芸川の右岸はサイクリングロードのような感じで、堤防道路や集落の道を約15㎞、谷口まで。左岸に渡って国道418号を尾並坂峠までじわじわ登る。薄墨桜まで10㎞などと言う標識もある。峠はやや急登もあるが、短い。後ろから来た速いチャリダーと抜かれざまに言葉を交わす。「薄墨桜まで?」「そうです」
 峠を快調に降りるが、気温は10度の表示。桜もまだ咲いていない。峠から6kmほどでいよいよ桜見の入り口へ。国道157号が表玄関の道だが、10時半頃だが、既に渋滞(駐車場が限られるから)中。上の駐車場で駐輪して、徒歩で薄墨桜まで歩いて登る。両脇は物売りの店で固められ、随分観光地的雰囲気で驚いた。せいぜい地元の人がテントで売っているぐらいかと思っていたが、さにあらず。
 さて上部にはまさに広大な広場の中に、樹齢1500年と地元の方が言う薄墨桜が鎮座している。その姿巨大なり。昨日満開の情報がマスコミで流れ、平日だが訪れる人は引きも切らない。人込みの中にさっき先行したチャリダー発見し、話をしたり、写真を撮ってあげたりする。四国から転勤で岐阜へ来て、この桜が気に行っているとか。乗鞍も好きとのことで、また会いましょう、ということに。
 地元の出店で蕎麦や味ご飯をいただいて、11時20分頃、桜を後にする。
 今日はもう一つ寄りたい所が近くにある。濃尾地震の断層を展示している「地震断層観察館」。国道の裏道に当たる県道255号沿いにある。
「アワイチ」をした時には「野島断層」の展示館を見に行ったが、ここはさらに歴史が古い。上下方向だけでも、6mほぼ垂直に地面がずれている。M8の直下型地震、亡くなった人は7000人を超える。震源は内陸なので津波はない。
 よく写真で見る根尾谷断層も館の外で保護保存されており、自転車で下り坂があったと思った所は断層を滑らかにした道であった。
 見学の後は、国道を迂回したり、県道79、県道91、市道174、県道59で武芸川右岸の道へ戻って14時頃デポ地へ。走行81㎞(9日に開催された探方あいちのコースを出発地点を短くして辿ろうとした)
 ただ、今回あらかじめ、地図を書き写した自分のメモ図で走ったが、頭にいれたつもりで、図を見ないで、書いた記憶で走ったため3回ミスコース。6kmほど余分に走った。最後は椎倉からの道をミスコースして、手前の道で峠越えし、予定の馬坂を通過できなかった。すべて初めて走る道だし、ミスコースは仕方ないとしても、峠(丘越え)を越えてからは戻る元気がなかった。残念。
 
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