そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

休眠口座と日銀インタゲと東電国有化と

2012-02-15 22:41:09 | Politcs
政権も行き詰まりを見せているせいか、なんだか本質を外した議論が目につくなーという感じもしまくりですが、以下雑感を三題ほど。

★休眠口座の活用

「休眠預金」毎年850億円、政府が活用策検討(読売新聞) - goo ニュース

この休眠口座の活用って話を聞くたびに、なんだかみみっちいなと感じてしまいます。
確かに年間850億円って金額(払い戻しが300億円くらいあるらしいので差し引き550億円だけど)は小さいものじゃないけど、国が何十兆円もの赤字予算を毎年組んでることを考えれば、スズメの涙程度ではないかと。

休眠口座とはいっても預金口座には違いはないわけで、銀行のバランスシートには乗っかってるのだから、それを後ろ盾に銀行が国債を買ってるとすれば同じことじゃないのかという気もする。
いずれにしても国が使い途を決めれば有効活用できる、というのが眉唾というか殆ど信じられないわけで。
それよりも休眠口座税かなんか創設して、ほっとくと目減りするという状況をつくって、預金者が払い戻して好きに使うインセンティブを与えたほうがよっぽど「有効」なんじゃないかと。


★日銀のインタゲ導入?

「目途」と「目標」はどう違うんだ?とか、日銀文学もええかげんにせえよ、という感はあるわけですが、実質的に日銀の金融政策が大転換したとはどうにも思えない一方で、持続力がどこまであるのかは別にして株高・円安が進んでいる現実をみるにつけ、絶妙なタイミングで市場を動かしたことは素直に評価できるんじゃないでしょうか。

財務省の為替介入なんかに比べたらよっぽどローコストですよね。


★東電国有化

枝野さんが暴走気味ですが、東電の現経営陣を懲らしめるという意味合いで世の中的には国有化を支持する声が優勢みたいですね。
東電経営陣を解体すべしという点には全くもって賛成なんですが、しかし、国有化イコール国民負担のリスクが増す、ということをどれだけの人がわかっているのかな、と。
国民から独立した「国」という責任主体が存在するわけじゃないんですけどね。

そもそも、法的整理をすっ飛ばしていきなり国有化の話が出ている点に違和感が。
この点については、かの植草一秀センセーも(珍しく)至極まっとうなご高説を述べられております。

巨大な貸し手責任問わない背徳枝野東電処理(植草一秀の『知られざる真実』)

国有化したところで国に経営なんかできないんだから、要はどんな経営陣を送り込むことができるのかが問題ですね。
りそなの細谷さんとか、日航の稲盛さんみたいな人を見つけられるのか。

ところで、日航の再生は見事にうまくいっているみたいですね。
何も成し遂げていない民主党政権にとって唯一最大の業績ではないかと(もっとアピールすればいいのに)。
しかし稲盛さんも高齢だからなー。
さすがに東電も、ってわけにもいかんでしょうね。

日本電産の永守さんとか三顧の礼で迎えて、東電に送り込んだら面白いのに。
コメント
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