なでしこ世界一…女子W杯、PK戦で米下す(読売新聞) - goo ニュース
今朝は寝苦しさから5時過ぎに目が覚めてしまい、そう言えば決勝まだやってる時間だな、とテレビをつけました。
そうしたらちょうど宮間選手の同点ゴールが決まった場面で、そのまま最後まで試合に見入ることに。
正直、自分が観ている間、日本代表の試合ぶりは攻守にわたりあまりパッとしなく(特に延長前半)、米国に勝ち越しゴールを入れられた時点では万事休すと思ったんですが…
しかし感服しますね、この粘り腰。
特に、澤という選手は本当に凄い。
同点ゴールのCKに繋がったチャンスも、抜け出した近賀選手への澤からのパスによるものだったし、CKからのあのゴール、もう神業です。
攻撃も守備もこなし、豊富な運動量、気の利いたパス、おまけに驚異的な決定力。
こんなスーパーな選手、男子も含めて古今東西ほとんどいないんじゃないでしょうか。
一番印象的だったのはPK戦前の円陣。
佐々木監督を筆頭に、選手たちがみんな笑顔で、心からゲームを楽しんでいる様子が生き生きと伝わってくる。
長年サッカーを観ていますが、PK戦の直前にあんなふうに楽しそうにしているチーム、みたことがない。
神経勝負のPK戦、この時点で勝利は決まっていたように感じます。
さてさて本当に素晴らしい優勝ですが、こういうことになると必ず出てくるのがこういう話…
7月18日を「なでしこの日」に(A Successful Failure)
「こんなに素晴らしい選手たちなのに」「待遇があまりに気の毒」…オリンピックでのソフトボールやカーリングでも言われましたね。
いや、偉業を称えたいという素直な気持ちにケチをつけるつもりはないんです。
けど、本当に選手たちの待遇改善を願うんだったら、行政や協会を腐すより先に、普段から女子サッカーの国内リーグに関心を持つことから始めるべきだと思うんですよね。
オリンピックやワールドカップなどの国際大会のときだけ我がことのように盛り上がるだけ盛り上がって、普段はすっかり忘れて地味な国内リーグには見向きもしない。
そういう大衆の身勝手な姿勢が、彼女たちの恵まれない待遇をもたらしているのではないか。
そう思います。