ここ1ヶ月、わずかなノーマッチデイを除いてほぼ毎日5時起き、夜は11時には寝る、という生活を続けてきて、ついに昨日の決勝は4時起き。
終わってしまった。
自分が初めてつぶさに観たワールドカップは1990年イタリア大会。
決勝の顔合わせはそのときと同じ、ドイツとアルゼンチン。
そして、その1990年大会以来、24年ぶりにドイツが戴冠。
前回南アフリカ大会の決勝、スペインvsオランダ戦と同様、スコアレスで延長に入った試合は、延長後半に美しい決勝点が入り、息詰る激戦にピリオドが打たれた。
勝敗を分けたポイントについてはいろんなところで語り尽くされているので、ここでは触れないが、一言でいって層の厚さの違い。
ドイツの決勝点は、シュールレ→ゲッツェの途中出場コンビから生まれ、そしてそのときシュールレが破った右サイドをが守っていたのが今大会信じ難いほどの粘り強い守備を続けてきたサバレタとマスチェラーノであったことに象徴的な意味を感じてしまう。
さて、今大会も、およそ3分の2のゲームを(部分的にでも)テレビ観戦したので、恒例の私的ベスト11を。
GK
GKの活躍が目立った大会、ということは散々云われているが、やはり
ノイアーは別格。
アルジェリア戦で見せた守備範囲の広さ、フランス戦で見せた神々しいまでのセーブ。
コスタリカのナバス、メキシコのオチョア、チリのブラボ、米国のハワード、アルジェリアのエンボリなど、小柄な(180cm台の)GKの活躍も印象深い。
DF
ここぞというところで個の強さを見せた
フンメルス。
171cmのサイズでチリの鉄壁守備の中心となった
メデル。
攻守に隙なく安定感抜群だった
サバレタ。
左SBは強い印象を抱かせた選手がいなかったので3名にしておきます。
次点は、オランダの守備陣を粘り強く支えた鉄人フラール。
MF/FW
守備的MFは文句なく
マスチェラーノ。勲章をあげたかった。
決勝戦の実質MOM
シュバインシュタイガーと、若さに似合わず多才な活躍を見せた
クロースのドイツ・コンビ。
スター誕生、得点王
ハメス・ロドリゲス。
えげつないまでのスピードで別次元の突破力で暴れ回った
ロッベン。
相手のいやなところに必ず入ってくるポジショニングセンス抜群の
ミュラー。
途中出場で結果を出し続けた
シュールレ。
もちろんメッシとネイマールも入れたかったんだけど、メッシは決勝戦で輝けなかったのと、ネイマールはチーム共々ちょっと痛々しくって…
今回あえてMFとFWの区別をつけなかったが、全員で攻め、全員で守る(除、メッシ)ことをスピーディに切り替えるという新しいサッカーのトレンドを強く感じた今大会。
やはり、「自分たちのサッカー」「攻撃的なサッカー」なんて言い続けるのは独善的なんだよなぁ。
(参考)
南アフリカ大会 私的ベスト11
総括らしきことを(2006年ドイツ大会回顧)