らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

熊野古道を歩く(その1)鹿島神社

2012-05-15 | 趣味

一昨日の日曜日、私が勤めてい会社のOB会の”歴史探訪同好会”のメンバーと熊野古道(紀伊路ルート)を歩いてきました。
今日からその時の模様を「熊野古道を歩く」シリーズとして数回に分けてご紹介します。

私がこの同好会に加入したのは一昨年の2月ですが、概ね3カ月毎に歩いていることから今回で6回目となり、1年3カ月で和歌山市から田辺市までを歩いたことになりました。

今回の古道のコースは、JR紀勢線の南部(みなべ)駅から「芳養(はや)王子」、「出立(でたち)王子」を経て紀伊田辺駅までの約10㎞ですが、私たちは芳養(はや)から海岸に出て、南紀の美しい海岸沿いを迂回して歩いたので歩行距離は15~16Kmになりました。

今回の参加者12名は集合地点のJR紀勢線・南部(みなべ)駅から最初の王子である「芳養(はや)王子」を目指し、歩き始めてから1㎞程行ったところに鹿島神社が鎮座していたので参拝しました。

・鹿島神社の鳥居です。
 

神社のご由緒によれば、当神社の現境内は明治初年までは南部湾の鹿島に鎮座する元本社の遙拝所としてこの所より常に遙拝したものですが、本社の創始は年月不詳のようです。
しかし、大宝元年(707年)以後、太上天皇・文武天皇・持統天皇の紀伊国行幸の際、当地方を詠われた十三首の御製の中に当時、鹿島大明神として鎮座されていたことからそれ以前に創始されていたと考えられているそうです。

・鹿島神社の本殿です。
 本殿には主祭神の武甕槌(タケミカズチ)大神が、 本殿左右のお社には、配祀神の天照皇大神、須佐之男命(すさのうのみこと)、誉田別命(ほむたわけのみこと)がお祀られ
 ています。


南部(みなべ)湾に浮かぶ「鹿島」です。
南部町のシンボルとなっており、ミナベの名前はこの鹿島が三つの鍋をひっくり返して並べたように見えることから三鍋(ミナベ・南部)の由来になったと言われています。

・右側奥の方から眺めると三つの鍋をひっくり返したように見えるようです。


今回のコースは平野部の平坦なコースでした。
「芳養(はや)王子」までの熊野古道はアスファルトで舗装された一般道であり、道路の分岐にはこのような道票が立っています。



鹿島神社を過ぎるとみなべの海岸に出てきます。
奥に突き出ている半島の向こう側が嘗ての新婚さんのメッカ「白浜」になります。


・美しい南紀の海岸です。