桃の袋掛けが漸く終わりました。
4月の開花の後、幼果が肥大し始めた5月中旬から数回にわたり摘果作業を行ってきたものの、果実の肥大化が早いことに加えて、害虫被害が多いことから、早めに袋掛けをと思いつつも、雑用に追われ、2~3日かけて終了したものです。
・4月8日、開花し始めた桃の花です。
・開花から1ヶ月半ほど経過してピンポン玉より大きくなった幼果です。
今年は開花前後の害虫予防を怠ったことから、虫食いの被害に遭った幼果が非常に多く発生しました。
・虫食いの被害に遭うと丸くならず、このように窪んだり、しわが出来たりします。
・他にも、モモハモグリガと云う蛾が幼果の中に卵を産みつけると、このように糊のようなものが噴き出してきます。
上記のような虫食いの幼果を取り除き、無傷で形の良い幼果のみを残して袋掛けを行いました。
枝当たりの袋掛けの目安は、短果枝(10㎝以下)に1個、中果枝(30㎝以下)に1~2個、 長果枝(30㎝以上)には2~3個の果実を残すようにしました。
この後、害虫予防をしながら、7月下旬の収穫を待ちます。
桃は開花から4カ月弱で収穫を迎える、生長の早い果実です。