21日は二十四節気の一つ「小満」でした。
小満とは、秋に蒔いた麦などに穂がつく頃で、今のところ順調でほっと一安心、少し満足したと云うことから名前がついたと言われています。
・色づき始めた麦の穂です。
今日は、この麦の穂ではなく、茎や葉っぱが麦によく似ていることから名前がつけられたと云われている「ムギセンノウ(麦仙翁)」の花をご紹介します。
「ムギセンノウ(麦仙翁)」はナデシコ科ムギセンノウ属の植物で、別名を麦撫子と言います。
原産地はヨーロッパで、日本には明治時代初期に渡来しました。
・菜園仲間のT氏が畑に植えている「ムギセンノウ(麦仙翁)」です。
草丈は60~100cmほどで、葉っぱや茎は細長く「麦」に似ており、5月頃に薄いピンク色の花が咲きます。
ヨーロッパでは麦畑の雑草としてたくさん生えていると云われています。
・昆虫が頭を突っ込んで花の蜜を啄んでいました。
花びらに点線がついた綺麗な花ですが、種子は有毒だそうです。