らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「ガッツ(guts)」の語源

2012-05-29 | 雑学

テレビを観ていると、勝利者や好記録を出した殆どの選手が「ガッツポーズ」をし、最近では私たち一般の人たちも日常的にこのポーズや言葉を使うようになってきました。
そこで今日は「ガッツ(guts)」の語源について調べました。

広辞苑によれば、ガッツ(guts)とは根性とか勇気の意味と書かれていますが、英語の「gut」の元々の意味は【腸」・内臓】の意味であり、これに複数形の「s」がついて「guts」となったようです。

英語で【内臓】を意味していた「ガッツ」に、【勇気、気力、根性】という意味が派生したのは19世紀のことで、なぜ【内臓】がこうした意味になったのかと云うと、気力や根性というものは体の内部から生み出されると考えたから、なのではないかと言われています。

ところで、「ガッツ」が日本で使われ始めたのは、東京オリンピックが行われた昭和39年(1964年)以降のことで、その背景は、当時、流行した努力と根性でスポーツに向き合う姿を描いた、スポーツ根性ドラマや漫画が広く支持され、そこに「ガッツ」が結びついて広まったのではないかと言われています。
また、試合に勝った時などに握りこぶしを作って喜びを表すポーズを「ガッツポーズ」と云い始めたのもこの頃のことですが、この言葉は日本で作られた和製英語なので外国では通用せず、英語圏では「ヴィクトリー ポーズ(victory pose)」と言うそうです。

なお、ギターなどの弦楽器の弦やテニスラケットの網の部分を「ガット」と言いますが、これは、昔は"羊などの腸"を活用していたからなのだそうです。