頼成(らんじょう)の森だより

「県民公園頼成の森」総面積は115ha
東京ドーム25倍、日々の!写真を中心に
森の今をお伝えします

カモシカに桜

2023年04月13日 | 紅葉
花しょうぶ園には、中に入って鑑賞できるよう木道があります。
じめじめした場所ですから、木は腐りやすく小まめな管理が必要です。
 
というわけで、午前中、木道の健全度の調査をしていました。

ハーべキュー広場横を通って歩いて行ったのですが、そこのカスミザクラと八重の桃色のサクラが花を競って咲いています。


後にはコナラの新緑もあって春爛漫です。

少し下るとそこにカモシカが
この絵柄と、今回のタイトルの関係性がわかるでしょうか。

わかった人は天才です。
どうでもいい話なので、異才、奇才でしょうか。

花札に10月札の「鹿に紅葉(もみじ)」というのがあります。
この絵札の鹿が横を向いています。
相手を無視することを「シカトする」ということの語源といわれています。
そっぼを向いた鹿+10月=シカ+トウ=シカト

カモシカが横を向いた時、ピッとこれが浮かび、モミジがサクラに置き換わるという思考の流れから生まれたタイトルでした。

さて、上の写真は一部切抜でした。
全部はこれ。
ウインク親子。
時々離れたりしているようですが、今日は一緒でした。
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爽やかな春の森で、最初のイベントを行いました

2023年04月09日 | 紅葉
本日、爽やかな晴天のもと、令和5年度の最初のイベントを行いました。
「守り人と歩く頼成の森(春の森の中を観察しよう)」です。

講師は、昨年もお願いした地元砺波のナチュラリストの林さんです。
いつもありがとうございます。

歩くコースは、「八が峰のこみち」~「ホオノキ台」~「ドングリのこみち」~「小鳥のこみち」です。

林さんから小さなお子さんたちに呼びかけがありました。
「花を見たらシールを貼ろうね、いくつ見れるかな?」


ポイント、ポイントで観察、いろいろな自然の解説を聞きながらの散策です。

スギ林を下り

谷部を歩き

つづら折りの坂を上り

尾根に出ます。

新緑がきれいです。

あそこに見えるのは何かな?


ホオノキ台で小休止

立山連峰もうっすら見えます

ホオノキ台を折り返し

持参の写真なども使って分かりやすい解説をして頂きました


ちびちゃんたちが、段々元気になってきているようです。
ついに先頭に躍り出ました。

枝葉の匂いもかいでみよう

さて、今回見た花は何だったでしょうか。
ヒサカキ
ヒメアオキ
ショウジョウバカマ
ユキバタツバキ
ユキグニミツバツツジ
ミツバアケビ
シュンラン
ナガハシスミレ
トキワイカリソウ
モミジイチゴ
オオバクロモジ
エゾユズリハ
の12種類でした。

名前のシールを張った台紙を持って林先生と記念撮影です。

大きくなって、この名前が言えたら大したものですぞ~

1時間半の予定のイベントは、ぴったしに終わりました。
林さん、さすがです。
丁寧な解説とともにありがとうございました。

参加された皆さまもまたぜひお越しください。
お待ちしております。
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ブナの新緑

2023年04月08日 | 紅葉
頼成の森のブログで「ブナの新緑」というタイトルは本来理屈に合いません。

しかし、4月2日のブログにも載せましたが、
頼成の森には1974年に植栽されたブナ・イヌブナの人工林があるのであります。
4月2日時点では、上層木の葉は出ていませんでした。

有峰や立山ブナ平で経験した煌めくブナの新緑は忘れがたいものがあります。
そんなブナに惹きつけられ、本日は、曇、雨、晴れ、時々強い風が吹く気まぐれな天気でしたが、間隙をついてブナ林を電撃訪問してきました。

途中の遊歩道沿いでは、ユキグニミツバツツジが鮮やかな紅紫色の花を咲かせ始めています。

あとで、いつもツツジが鮮やかなバーベキュー広場横も見てきました。
やはり、昨年より1週間ほど早そうです。
来週の土日頃は、この周辺は、鮮やかな紅紫に彩られるでしょう。


ホオノキ台下の大きなホオノキの葉ももうじき展開しそうです。
この木の周囲では、植えられたドウダンツツジが白い花を咲かせていました。


ブナ林では、開葉が始まっていました。

ちょうど陽がでてきました。
まだこれからの木もありますが、みずみずしい新緑を見ることができました。

コナラの開葉も進んでいます。
コナラのパステルカラー調の新緑は、その淡さゆえの趣があります。

コナラのしみじみとした趣のある新緑
ブナのみずみずしい生命力を感じる新緑
まだまだ、個性的な新緑がありそうです。

今しばらく、いろいろな新緑を楽しみましょう。


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高木たちも目覚めてきました

2023年04月06日 | 紅葉
遊歩道入口のコナラが、葉を開き始めました。

駐車場周囲に植えられたイチョウ、遠目にも緑がわかります。

芝生広場横に植えられたカラマツ、可愛らしい針葉が出始めました。

トチノキも。
葉を包んでいた芽鱗に触ると接着剤のようにベトベトします。

近年、DNA解析による新たな植物分類が行われています。
トチノキ科トチノキ属のトチノキは、ムクロジ科トチノキ属とされ、
カエデ科カエデ属のカエデの仲間も、ムクロジ科カエデ属ということで、
同じムクロジ科とするのが主流のようです。

ちなみに、スギ科のスギもヒノキ科に含められ、スギ科は消滅したようです。

情報が目まぐるしく変わる時代、植物図鑑などの出版も大変そうです。

話が横道にそれましたが、
コナラなど落葉広葉樹の淡い萌黄色の新緑、葉が開き始めると刻々と変化し、あっという間に通り過ぎます。
今週末頃からの今の時期しか味わえない新緑を是非お楽しみください。




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南風吹く、サクラ舞う

2023年04月06日 | 紅葉
暖かな南風の吹く曇の朝でしたが、
近くの森では、「ツイ ツイ ピイー ツイ ツイ ピイー ツイ ツイ ピイー」
と爽やかにヤマガラが鳴いていました。

カタカナに翻訳しやすい鳴き方なので、覚えやすいです。
数少ない声がわかる鳥となりました。

裏のスギ林の林床では、モミジイチゴの花が盛りです。
バラ科の低木ですが、花がお辞儀しているのであまり目立ちません。
花下に寝っ転がっての撮影です。

芝生広場のシダレザクラは満開です。
たまに強風が吹くと花びらがハラハラと舞います。

既に散り始めていたソメイヨシノの花は、微風でもハラハラと舞っています。


道路脇に花びらが溜まっています。


自然の粋な計らいでしょうか、楚々とした一輪のスミレが咲いていました。

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八が峰のこみち~ツバキのこみち~

2023年04月02日 | 紅葉
以下は昨日の記録です。

「八が峰のこみち」のジグザグ登りの途中にツバキが沢山あります。
その中の1本に「ユキバタツバキ」の名札がかかっています。

昨年は花のある時期に通ってなかったので、そうかユキバタかと思ってました。

昨日通るとその木にピンクの八重の花が咲いていました。
しみじみとした気持ちになり、そっと名札を外しました。

おそらく、乙女椿、ユキツバキ系の園芸種です。
周りのツバキもピンク花でしたので、ある時期この一帯に植えたのでしょう。
見ごろの一輪は非常に端正です。

コブシの花も咲いています。少し散りかけです。

高木の枝先の黄色が目を引きます。
イタヤカエデ、大木になる珍しいカエデです。
アカイタヤやオニイタヤなど変種が多いのですが、ここでは総称としてイタヤカエデとしています。
ヤマモミジなど普通のカエデの花はぶら下がっています。
イタヤカエデの花はそれとは随分違います。
カナダ国旗のサトウカエデのように、樹液に糖分が多く甘味を感じれるようです。

「ツバキのこみち」を下ります。
ここに、1974年に植栽されたブナとイヌブナの人工林があります。
ブナの新緑が気になっていたのですが、下の写真の状況でした。
数本の背の低いブナが開葉、上層木はまだでした。
もう少しするとこの景色が一変します。

「ツバキのこみち」を降りて、「穴谷園」まで来ると、対岸の「つづら折のこみち」からキチンと遊歩道を踏みしめてカモシカが降りてきました。
ウインクお母さんのような気がしましたが、確定ではありません。

カモシカさんに軽くあいさつし、「石の門」~「栂野尾園」経由で戻りました。

その「栂野尾園」の小さな池から、
「クリクリクリツ」とか「ケレケレケレ」とかに聞こえる声がします。
本によっては「コロコロッ」とか書いてありましたが、とにかく、歯切れの良いスタッカートな声です。

シュレーゲルアオガエル、ハイカラな名前のカエルです。
3月終わりに教えてもらいました。覚えやすい声です。
ハイカラな名前は、ライデン博物館のシュレーゲルさんに由来するとのこと。

近づくと鳴き止むのがわかっていたので、忍び足で時間をかけてました。

しかし、声はすれども姿は見えず。
目を皿のようにして覗き込みますがわかりません。

さっきから気配を感じて鳴き止んでいるので、写真をあきらめて場を離れました。

少しすると盛んに鳴き始めます、いまいましいケレケレ声を背中にしょって帰途につきました。
帰って調べると、産卵期は地中にいることが多いため、鳴き声が聞こえても発見するのは難しいそうです。


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新年度の始まりに花を添えて

2023年04月01日 | 紅葉
令和5年度が好天のもと始まりました。

1年前の春の写真で確認すると、
今年は昨年より春が1週間あまり早いようです。

本日も色んな花が咲き始めていました。

3月30日のブログにヒメアオキの雄花(雄株)を載せましたので、
今度は雌花(雌株)です。
昨年の雌花から生じた果実付きです。

ツルシキミの雄花(雄株)

低木類を中心に開葉が進み始めています。

花まで開いたガマズミもありました。


ホオノキ台ではトキワイカリソウが輝いていました。

シュンランもちょっぴり見れました。
昨年の春だったら、
人から「これは何の花?」と問われたら、
「そんなの、シュラン」と答えたでしょう。

1年間の経験を踏まえ、バージョンアップしていきたいと思います。
今年度もご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

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瓢箪から駒

2023年03月30日 | 紅葉
「瓢箪から駒」と申しましょうか、「棚から牡丹餅」と申しましょうか。

キブシの花の整列が面白く、下の写真を撮ったのですが。

偶然の産物が写っておりました。

上の写真はトリミングし、偶然の産物をわざとカットしてあります。


写真を撮った時は全く気付いていません。

天地神明に誓って気付いていません。

帰ってパソコンで見て驚きました。


それは何でしょうか。

何ということでしょう。


ピンボケですが写っています。

春の妖精ギフチョウ!!
   

昨年春に一度見たっきりです。
一応ギフチョウは少し意識していますが、今春は見ていません。

たまたま宙でギフチョウを捉える確率は恐ろしく低いでしょう。

無念無想、わがカメラの腕も夢想剣の域に達したのでしょうか?


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3月30日花情報など

2023年03月30日 | 紅葉
陽当りの良い場所のソメイヨシノは、ほぼ満開です。

芝生広場のシダレザクラは、一番奥のものが少し花が開きました。


園地周辺のスイセンが咲き、アジサイの葉も出てきております。

以下は、花しょうぶ園の木道修繕調査に向かう途中に拾った花情報です。

林内の日当たりの良い場所では、オオバクロモジが咲きさくっております。
逆光で撮るとまた違った雰囲気に。

ウグイスの「ホーホケキョ」の美声が谷間に響きます。
ウグイスは、ササ薮の中で鳴いているようです。
写真撮影するには手強い鳥です。

「ケキョケキョケキョ」という声も聞こえるので、別のへたくそが練習中かと思っていたのですが、帰って調べると、
「谷渡り」と呼ばれる鳴き方で、警戒を意味すると言われているようです。
たいへん失礼しました。

栂野尾園のミズバショウが咲き始めていました。
(少し歩きが必要です。当HPの園内案内のエリアマップ参照ください) 


ヒメアオキの花も見られます。(下は雄花)

撮るときは気付かなかったのですが、奥にキイチゴ類のもうすぐ開きそうな花がぶら下がっていました。

狙った被写体以外に、あれっと思う面白い物が写っていることも稀にあります。
今回、稀中の稀なものが写った一枚がありましたので、次のブログで報告します。




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桜いろいろ

2023年03月25日 | 紅葉
平地の沿道や庭先で、春の花が賑やかになってきました。

頼成の森も、春爛漫までもう少しでしょう。
今回は、サクラに絞っての情報です。

ロータリー沿い、陽当りの良いソメイヨシノは、ほんの少し開花です。
右下では、ハナノキの花が落ちて赤絨毯ができてます。

ロータリー内側に1本植栽されたコシノカモザクラは満開です。
高岡古城公園での中央植物園の調査で、2009年に新種と判明したサクラです。
花の紅が濃いです。

芝生広場のシダレザクラ、花芽が目立ち始めました。

芝生広場脇に植えられたコシノヒガンザクラ、
キンキマメザクラとエドヒガンの雑種とのことです。

森林科学館裏のスギ林内のサクラも満開です。
暗いスギ林に銀河のように白い花、見た瞬間ハッとしました。
花が下向きに咲いているし、自生種のようなので、キンキマメザクラかなと思ってました。
ただ、木が大きすぎないかと思い、花を調べると、
花をぶら下げている柄の長さなどがヤマザクラに似ています。
唸りながら花と図鑑を交互に、目の運動をしましたが、どうもお手上げです。
中央植物園の大先生に写真を送りご教授を乞いました。

結果、写真のみによる判定ですが、
〇〇といった花や葉の特徴から、おそらく、
キンキマメザクラとヤマザクラの雑種のキンキヤママメザクラではないかとのこと。

ありがとうございました。勉強になりました。
機会をみて、他人をこの木に誘導し、さりげなく講釈を垂れようと目論んでおります。



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3月19日 園内巡視その2

2023年03月19日 | 紅葉
天狗山から「ツツジのこみち」を下り、芹谷の丘へ、再び「千段の坂」を上り見晴らしの丘へ

ヒサカキの花があちこちで咲いています。

見晴らしの丘からの眺望です。
こうやって堂々と書けるのは、見晴らせない丘になりつつあったのを、昨年の秋、スタッフが刈払に奮闘したおかげです。

キンキマメザクラも所々のアクセントになってます。

見晴らしの丘から「牛ヶ谷のこみち」を下り帰途につきました。

今回、何回も森の中から、ブルブルッ・ブルブルッ・・・ブルブルッ・ブルブルッという音を聞きました。
ヤマドリです、翼をはばたかせこの音を出します。
近づくのを威嚇しているようです。
1回足元から飛び立ちましたが、シャッターチャンスはありませんでした。

牛ヶ谷池です。
この中に生き物がいます、探してみて下さい。

探して

探して

探して

探して

探して

すぐに答えが出ないように行間をあけたつもりですが、
ちょっとこの画面サイズではわからないですね。

答え
カメ、中央下の木の間にいます。
冬眠明けの甲羅干しでしょうか
帰ってから、ざっと調べると、おそらく
外来種のアカミミガメ、子ガメは別名ミドリガメ。
祭りの縁日でも売っていた例の亀ですか、増えすぎているようです、残念です。

ショウジョウバカマは盛んに咲いています。

石の門の方まで来ると、
植栽されたサンシュユとサクラ?が咲いていました。

石の門のすぐ向かいもこのとおり。

ウメの類でしょうが、名前は今は、はっきりわかりません。


石の門で一気に春を感じて、森林科学館に帰館しました。

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3月19日 園内巡視その1

2023年03月19日 | 紅葉
爽やかな晴天となりました。

葉を落としたこの時期は、地形や林内の様子が良く分かります。
枯損木除去の確認や遊歩道の点検などと、もちろん、このブログでの自然情報発信のため、本日AM西の方まで足を延ばしてきました。

森林科学館を出て、ホオノキ台~ヒヨドリ山~天狗山~芹谷の丘~見晴らしの丘~牛ヶ谷池~管理道ヤマガラ線~石の門を通って戻りました。
(場所の名前は、本HPの「園内案内」に地図がありますのでご参考に)

長いので、2回に分けます。
その1は、天狗山までの情報です。

ウワミズザクラの葉が出始めました。

ホオノキ台からの立山です。
朝の9時過ぎです。霞んでいましたが、昼頃にはスッキリしてました。

少し行くと、出ました、忽然と現るカモシカ。
たいへんお久しぶり、左耳が「く」の字の「みくちゃん」です。
なんだか、ふっくらして、小ぎれいになったような感じです。

ついてこい、というので、ついていきました。

左耳を捻っています。後方に気を使っているようです。
みくちゃんとは、「ツバキのこみち」の分岐でお別れしました。

相変らずヒヨドリ山周辺では、ダンコウバイの花が目立ちます。

オオバクロモジの花がちょっぴり開き始めました。

キブシの花はあちこちで見かけました。

天狗山ではツバキが満開でした。

その2に続く。














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第三のカモシカ?情報

2023年03月18日 | 紅葉
3月初めごろの話です。
ねいの里のスタッフの方との情報交換の中で、カモシカの話になりました。

後ろ脚が片脚のカモシカがいたが、最近見ないとのこと。
「あっと驚くタメゴロー、もしかして」

2月25日のブログでカモシカと思われると紹介した写真です。
この時から謎でした。
4本脚の1本はいずこ?重なっているのか?
走っているカモシカの動画などを検証してもスッキリしません。
スッキリしないまま、脚が重なったことにしていたのですが。

そこで今回の話で、アッと思ったわけです。

頼成の森とねいの里は4~5km離れています。
文献を読むと、カモシカの縄張りは、高密度地域で10~15ha、低密度地域ではその10倍にも広がる、ようなことが書いてあります。
低密度では個体が少ないのでそれは広がるでしょう。
また、開拓者が新天地に広がっていく段階では、縄張りの必要もないでしょう。

頼成の森、ねいの里周辺に広がる里山におけるカモシカの生態、密度について、私はよくわかりません。
しかし、いつでもカモシカを観察できるような山岳地などとは違います。
めったに見れません、密度は低いでしょう。
また、片足のハンデキャップがどんな影響をもたらすのかもわかりません。

ねいの里で観察された個体である可能性は十分あるように思われます。

なぜ片脚かはわかりません。
イノシシ用のくくり罠にかかった可能性などが考えられます。

それにしても、なんと逞しい生命力でしょうか。
もし出会えたら、1本脚→一本足打法にちなみ、
「ホームラン!!」と叫びつつ、そう名付けたいと思っています。

最後に、第一、第二のカモシカを知らない方のため紹介しときます。

第一のカモシカ「みくちゃん」(10月30日ブログ)

第二のカモシカ「ウインク」と「ジュニア」(2月18日ブログ)

3月12日のブログで、一人ぼっちのウインクとのデートを報告しましたが、
その後、スタッフのKちゃんが「小鳥のこみち」で親子仲良く過ごしているのを確認いたしました。

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スミレ、サクラ ちらほら

2023年03月17日 | 紅葉
スミレやサクラが、ちらほら咲いています。

タチツボスミレ
科学館の裏の谷

キンキマメザクラ
「ドングリのこみち」の入口

「小鳥のこみち」の途中

オオバクロモジ
「華子さんのこみち」の途中
花芽が具体的になってきました。

今は、まだ、咲いている花は少ないので、かえって目移りせず、静かに、ひっそりと、落ち着いて一花を愛でることができます。
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ハナノキ

2023年03月17日 | 紅葉
駐車場周辺の様子、殺風景です。

植栽されたイチョウ、ユリノキ、ケヤキ、シダレザクラは息をひそめていますが、もう少しするとこの風景も激変するでしょう。楽しみです。

駐車場の入口と出口の間に植えられたハナノキは、いち早く花が咲き始めました。

ハナノキ
カエデ科カエデ属の高木、樹高30mになる事もあるとのこと。
非常に希少な日本固有種で、長野、岐阜、愛知県境のごく限られた山間湿地に自生。

自生地は限られますが、街路樹、公園樹として植栽されるようです。
頼成の森のハナノキも公園樹として植栽されたものでしょう。

カエデは、葉っぱが「カエルの手」のようなことからついたと言われます。
しかし、ヒトツバカエデやメグスリノキ、チドリノキなどはカエデ類とは思えない葉っぱです。
まだ葉は出てませんが、ハナノキの葉も思いにくい類です。

カエデ類には、雌雄同株、雌雄異株のものがありますが、ハナノキは雌雄異株だそうです。

望遠レンズで確認すると雄花でしたので、この木は雄株です。

紅葉も綺麗なので、この早春の赤い花とあわせ、この辺で存在感を発揮しています。














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