頼成(らんじょう)の森だより

「県民公園頼成の森」総面積は115ha
東京ドーム25倍、日々の!写真を中心に
森の今をお伝えします

反りかえる課長

2022年06月06日 | 紅葉
口をへの字にして椅子に反りかえっているえらい課長を想像した皆さま、すいません。
白状します。タイトルはうそです。他意はありません。

本当は、反りかえる花柱(かちゅう)です。
花しょうぶの雄しべ、雌しべはどこにあるのか?花の構造は?を解説します。

外側に垂れ下がる大きな花弁が、外花被(外弁)

ウサギの耳のように立っているのが、内花被(内弁)

反りかえって外花被を押さえているように見えるのが花柱
花柱はつまり雌しべで、受粉する柱頭はこの花柱の内側にあります。
雄しべはさらにその内側の花柱の下にあります。

横から見ると
外花被の基部の黄色ではなくて、その奥に見える黄色が雄しべです。
写真の中心部分が目玉に見えませんか。
そうですか見えますか。
眼の黒目部分が雄しべ、二重まぶたに見えるところが柱頭です。

この反りかえる花柱の中に虫が入り込んで、受粉の手伝いをするのですが、構造上他家受粉が中心とものの本に書いてありました。
中から出るときより、中に入るときに柱頭に花粉が付くという事のようなので、今度観察しようと思ってます。

今回モデルになって貰ったのが、江戸系の「尾瀬」です。
品種によって、内弁と外弁が同じ大きさだったり様々ですので、違いも楽しんでご鑑賞下さい。

この拙文をT氏に捧ぐ

コメント (1)
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