平戸の歴史をひも解くためのマストアイテム。
平戸藩主松浦家。
江戸時代、平戸藩6万石余りを治めた平戸藩主松浦家は、
その出自が平安時代までさかのぼる大変古い歴史があります。
江戸時代、松浦藩は、
平戸島をはじめとして、おおよそ現在の佐世保市から北松浦半島、
壱岐市、五島列島の一部をふくむ範囲をも統一しました。
これほど勢力を伸張させることができた背景には、
海外交易による経済的発展と鉄砲等の武器輸入
があったからだと考えられているようです。
江戸時代初期「鎖国」以前には、
平戸オランダ商館・平戸イギリス商館を開設、
松浦家は外交に通じた大名家でもあったようですねぇ。
平戸に、
こんなにいい博物館があるとは知りませんでした。
ていうか、平戸に、
こんな奥深い文化があったってことも知りませんでした。
ホント、平戸奥深い。
その奥深い平戸を読み解く収蔵物満載の
松浦史料博物館。
ホント満足度高いです。
何がそんなにすばらしいかと言うと、
実際に、平戸藩主松浦家のお殿様が住まわれていた「旧松浦家住宅」で、
本物の、
松浦家伝来の武具(よろい、日本刀など)、松浦家歴代当主画像や、
絵画、茶道具ほか美術品(計12,500点)を見ながら、
巻物、史料を合わせ読み、平戸の地で平戸の空気感を味わいつつ、
平戸の歴史を学ぶことができる、ってことかな。
しかも、美術館の敷居が低いというか、
偉そうじゃないというか、
展示品との距離が近くて、
芸術オーラを間近に感じることができます。
お庭のお茶室では、
カスドースなどをお茶菓子にお抹茶もいただけます。
名古屋の徳川美術館に匹敵する満足度。
ていうかそれ以上かも?
いやいや、ホントすばらしい美術館でした。
松浦史料博物館
長崎県平戸市鏡川町12番地
TEL: 0950-22-2236