一般に、森林を炭酸ガスの排出源から吸収源へと転換し、さらに化石燃料の削減にも寄与させるためには、以下の5点の対策が必要となるでしょう。
①天然林の土地利用転換(農地・放牧地などへの転用)を可能な限り抑制する。
②天然林からの木材伐採量を、年間成長量に見合う持続可能な水準に抑制する。
③荒廃地や生産性の低い農地においては、新規造林・再造林を推進する。
④天然材供給の減少分は、造林地からの人工材供給で代替する。
⑤化石燃料の消費を抑制するため、造林地から供給される人工材のエネルギー利用を促進する。
しかしながらこれらは、森林を排出源から吸収源に転換するという観点でのみ展開した机上の空論です。現実には、WTO体制下の自由貿易システム、国の法律や土地制度、政府の財政状況、林産物の市場状況など、さまざまな制約条件があるので一筋縄ではいきません。 . . . 本文を読む