私の中にあっては、石油消費量を減らしてCO2排出を削減せねばならない理由は以下の四点です。
(1)気候変動の脅威を軽減するため。
(2)石油枯渇によるピーク・オイルに備えるため。
(3)エネルギー安全保障と資源をめぐる戦争の防止のため。
(4)需給ギャップを解消して早く恐慌から脱却するため。
地球温暖化懐疑論者の方々の中には、(1)や(2)の点に関しては、やれ陰謀だ、それ謀略だ、と思われる方も多いようです。しかし、(3)と(4)の点のみでも、CO2排出を削減しなければならないのに十分すぎる理由と思われます。この点をよく考えていただきたいと存じます。
オバマ大統領などは、自然エネルギー振興の理由として、(3)の点をとりわけ強調しているので、この重要性はよく認識されるようになってきたのではないでしょうか。しかし(4)の点に関しては、まだまだ一般的な認識は弱いようです。 . . . 本文を読む