「歴史の闇から救い出されたこの人物が、いま我々に明治維新の《再解釈》を迫っている。」佐々木 実(ジャーナリスト、新潮ドキュメント賞・大宅ノンフィクション賞受賞)
坂本龍馬に先駆けて議会政治を唱え、その先進性を西郷隆盛・大久保利通らが恐れ、ついに暗殺された赤松小三郎。これまで歴史の闇に葬られてきた。しかし、大政奉還150周年に向けて、歴史の真実に注目が集まっている。本書は、赤松の知られざる生涯を最新の研究成果とともに紹介し、幕末に彼の唱えた議会政治が現在の日本国憲法の理念と較べて何ら遜色のない内容であり、社会的支持も得ていた事実を明らかにする。 . . . 本文を読む
大河ドラマ真田丸。先週、今週と見るのがつらくて、感想を書こうと思っても筆があまり進みません。あと三回だんだんつらくなって書けなくなるかも知れない・・・・。
阿茶の局の斉藤由貴さんの交渉力は、「敵ながらあっぱれ」としか言いようがありませんでした。家康サイドから見たら、最大の功労者は阿茶の局ですね。
何であのとき大坂方は、堀の埋め立ての条件なんか呑んでしまったのだろうと今思っても不思議で仕方 . . . 本文を読む
現在の世界に生存している中で、「歴史上の英雄」という定義が該当した最後の人物が逝った。
トランプの米国がどうなっていくのか、見届けることができずに旅立つのは少々心残りだったかも知れない。しかし、いまは90年の疲れを癒してもらいたい。盟友のチェ・ゲバラが死してまさに50年が経とうとしている。カストロは、あの世でゲバラに報告すべきことは山のようにあるだろう。
第二次大戦後、旧植民地の独立と革命 . . . 本文を読む
来月の最終回を控え、来たる「真田丸ロス」におびえる視聴者も多いことでしょう。かつて大河ドラマ「新選組!」にスピンオフドラマ「土方歳三最後の一日」があったように、皆の願いが届けば、大河ドラマ真田丸にもスピンオフドラマがきっと製作されるに違いありません。できれば、たった一回なんてケチなこと言わず、5本でも10本でもスピンオフドラマをつくって欲しいものです(もちろん可能な限り同じキャストで)。そうすれ . . . 本文を読む
ついに物語はクライマックス。
冒頭の福島正則と平野長奏と信之のシーンよかったです。これまで、徹底して小物に描かれてきた平野長奏までここにきて株を上げました。平野さん、なんだかんだと源次郎と長い付き合いですからね。登場人物たちを使い捨てにせず、最後まで描き切るところもじつにいい。
真田丸のオープンセットはどこに造られたのか。千葉県某所としか知らされておらず、極秘にされていましたが、オープニン . . . 本文を読む
先ほどNHKのクローズアップ現代を観ていた。堤美果氏が「トランプが格差縮小策を実現できるか」とトランプに期待する発言をしていたことに対し、藤原帰一氏は「私は堤さんに反対です」とそれを言下に否定したうえで、「排外主義者が大統領になったことに戦慄する」と発言し、それこそトランプ顔負けで過激にアジッておられた。
私は同じフィリピン研究者として藤原氏も知っているが、最近の藤原氏の、TPPを推進し . . . 本文を読む
イギリスのEU離脱に続き、またもや事前の世論調査を覆した。マスコミの世論調査などまったく当てにならないことが、浮彫になった。そりゃ「トランプに投票する人間は低学歴」なんて、さんざん選挙民をバカ扱いしながら、その同じマスコミが「トランプとヒラリー、どちらに投票しますか?」なんて聞いても、すなおに回答しないのも無理はない。
グローバル資本主義を礼賛し、ヒラリー以外に選択がないかのように煽り続けたマ . . . 本文を読む
今週は先週に比べると、ちょっと感動が少なかったかも・・・・・。基本的なストーリーが前回の「軍議」と同じ流れだったので、新鮮味に欠けたのかもしれません。違うところは、前回は茶々に説得されて最後には折れてしまった秀頼が、今回は彼女たちにも逆らって自分の意志を貫き通し幸村の出丸建設を承認したところ。ただし、これは分かりやすすぎるストーリーだったので、前回の大野治長の「転向」のような意外性による感動とい . . . 本文を読む
大統領選一か月前の記事で「さすがにトランプの逆転は難しいだろう」と書いたが、まさにサプライズ。FBIの捜査再開により、奇跡の大逆転もあり得る状況。1勝3敗からひっくり返したシカゴ・カブスもびっくりだ。
一つハッキリしていることがある。たとえヒラリーがかろうじて逃げ切ったとしても、4年の任期を全うすることはなく、すぐに退陣に追い込まれるだろう。
クリントン財団のスキャンダルも、リビアのカダフ . . . 本文を読む