五輪招致のための裏金事件をきっかけに、日本が報道の自由度ランキングで72位にまで後退し、安倍政権の暴走にもマスコミが闘えなくなっている理由の根源にあるところの、電通という独禁法違反の広告代理店を解体に追い込めれば、日本の民主主義と言論と報道の自由の回復にとって僥倖になろう。電通解体なくして五輪開催なしだ。
ここにきて、舛添問題にばかりに電波が奪われ、本来はもっと問題にすべき東京オリンピックの裏金問題がかすんでしまっている。これは裏金問題で嫌疑がかかっている電通の思うツボなのではないか?
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軽井沢のスキーバス転落事故でお亡くなりになった皆さんのご冥福をお祈りします。
私の教えている大学生たちもよく格安ツアーでスノボになど行っていますので、全く他人事ではありませんでした。
行き過ぎた格安競争が安全性を犠牲にしているのは明らかなので、月並みですが、解決策は、規制強化でしかないと思います。
最近の規制の流れを確認すると・・・
2012年4月に関越自動車道で45人死傷の大事故が . . . 本文を読む
大坂都構想否決。薄氷を踏む結果でしたが、大阪市民の決断に敬意を表します。大坂落城から400年目の今年、大阪市の落城が回避できたのは、秀吉も秀頼も喜んでいるのではないでしょうか。まあ、これは大阪市民が判断すべき問題なので、外野はとやかく言うのは良くないのでしょうけど。
ただ国政レベルに関しては、安倍首相が進める集団的自衛権と憲法改正に賛成する応援団の一角が陥落したのはよかった。橋下さんのよう . . . 本文を読む
最近、書くこと皆、暗くなる内容ばかりだったので、本日の東京新聞(2013年4月3日の夕刊)に載っていた少し明るい話題を紹介したい。
「ドイツに脱原発ができて何で日本にできないわけがない」というと、スイシンジャーたちから返ってくるステレオタイプな言説に決まって、「ドイツは隣の原子力大国フランスから電気をいくらでも輸入できるから。フランスの原子力に頼っていて実際には脱原発していない。日本は島国 . . . 本文を読む
鉢呂さんの発言が適切だったとはもちろん思わない。しかし辞任はいきすぎだ。大臣がこんなことで責任をとって辞めさせられるのなら、ウソやヤラセや情報隠ぺいの限りを尽くしてきた経産省官僚たちの責任はどうなるのだろうか?
鉢呂さんは脱原発の立場だったし、北海道出身の議員としてTPP問題でも慎重な立場だった。それだけに私も期待していた。こんなことで辞任というのは残念で仕方ない。
この点に関して、河 . . . 本文を読む
1582年に織田10万の大軍を迎え撃とうとした、勇敢な岩櫃城下の人々は、それから380年の後、今度は建設省の侵攻に直面し、再度、勇気をもって立ち向かいました。しかし、建設省=自民党の連合軍は、織田=徳川連合軍より強かった・・・・。いや強いというか、やり方が陰湿だったのです。
巧妙な分断工作によって、籠城側の結束は乱され、ダムを受け入れなければ公共事業をしないという形で兵糧攻めにされ、精神的にも傷つけられ、刀は折れ矢は尽きはて、遂には建設を受け入れざるを得なくなりました。
自分たちの人生をいいように弄んできた国に対して、地元の人々が怒るのももっともです。しかし、子子孫孫のことを考え、「造らない」という勇気ある選択をすべきです。このような歴史と文化と自然が豊かな誇りある景観を、ダム湖の底に沈めてはなりません。失われた景観は、修復不可能なのです。 . . . 本文を読む
麻生は、河野グループの会合で次のように言い放ったそうです。
「あんな出身者を日本の総理にはできないわなあ」と。
(魚住昭、前掲書、385頁)
「あんな出身者」とは野中さんのことです。
野中さんは政界引退を表明した後、最後に出席した自民党の総務会で、麻生太郎を名指しして、「君のような人間がわが党の政策をやり、これから大臣ポストについていく。こんなことで人権啓発なんてできようはずがないんだ。私は絶対に許さん!」と述べたそうです。(魚住昭、前掲書、392頁)
麻生のような人間に足を引っ張られることがなければ、野中さんは首相のポストも受諾できたのではないか、そう考えると本当に悔しい。
麻生太郎のような祖父の7光のボンボン議員は、親の威光も地盤も何もない底辺から実力で這い上がってきた野中広務のような政治家、それであるが故に社会的弱者に温かいまなざしを注ぐことができた本当の政治家、に比較できる能力など何もないから、せいぜい家柄を誇示して、彼らを貶めることしかできない。 . . . 本文を読む
さて後継は誰になることでしょうか? ウォール街の方角から(そしてそのエージェントと化した日本のマスコミからも)「安倍政権はカイカクを後退させようとしている。カイカクを後退させるな」の大合唱が聞こえてきてましたので、後任者は、さぞかしウォール街の望む「カイカク(=生活破壊)」を実行する人になるのでしょうか? たとえば小泉再登板のような・・・・。 . . . 本文を読む
松岡氏は、世界最大の熱帯材輸入国である日本が、欧州に比べて全く違法伐採対策で遅れをとっていることに深く心を痛め、日本が諸外国の森林破壊に貢献しているという批判を受けることがないよう、違法伐採対策を進めて、国産材を振興しようと、それこそ骨身を削って尽力されていました。
違法伐採問題に関する関係省庁の取り組みが全く不十分だということで、松岡氏は官僚に依存せず、NGOに依頼して必要な政策に関する助言を求め、NGOの意見を最大限に採用しながら、ヨーロッパに負けない違法伐採対策を講じようと努力してきていました。
松岡氏は、NGOと官僚を同列の次元で参加させて、違法伐採対策の戦略会議を行っておりました。「NGOの諸君がこんなに頑張って政策立案をしているのに、(税金でメシを食っている)お前らは一体何をやっているんだ」と官僚を怒鳴りつけることもあったそうです。 . . . 本文を読む
このブログの今年の2月16日付けで「ラテンアメリカとフリードマン: 神話の捏造」という記事を書いて、経済学者のミルトン・フリードマンと、フリードマンの経済理論を国家規模で初めて実践したチリの独裁者アウグスト・ピノチェトを批判しました。先月フリードマンが亡くなり、一ヶ月遅れて今月の10日にはピノチェトが亡くなりました。市場原理主義を唱導したフリードマンと、軍事的抑圧体制によってそれを実現したピノチ . . . 本文を読む
今月は国際政治においてキューバ=ベネズエラ旋風が吹き荒れました。まずはキューバのハバナにおいて世界117カ国の政府代表が集まって開催された第14回の非同盟諸国会議。今後3年間、米国の宿敵・キューバが117カ国を束ねる非同盟運動の議長国になります。同会議では、名指しこそ避けたものの、「国連憲章と国際法の秩序を踏みにじる単独主義による軍事行動や経済制裁行動を非難する」声明を出しました(非同盟運動の公 . . . 本文を読む
またタイで軍事クーデター。1992年の流血の「5月事件」以来だ。あのときは中国の天安門事件なみに多くの死者を出した。米国や日本のメディアは天安門事件ほどには騒がず、「アメリカの友好国の政府なら市民を殺してもいいのか」と怒りを覚えたものだったっけ。さて、私はタイ事情に詳しくないのだが、今回の件に関して、気になった情報が一つあるので書きとめておく。「バンコクの公立大が約2000人を対象に20日実施し . . . 本文を読む
本日の新聞各紙夕刊に、CIAの対日工作の実態が米国務省の外交資料集に記載されたと報道されました。『毎日新聞』の夕刊では、米国のCIAが日本の旧社会党右派に裏金をばらまいて社会党から分裂させ、民社党を結成を促していたと単刀直入に述べられています。あ、でもこれは毎日新聞の独自取材ではなく共同通信の配信記事みたいです。『朝日新聞』にも同様記事がありましたが、「民社党」とはあからさまには書かれず曖昧に書 . . . 本文を読む
安倍晋三氏は小泉氏といっしょに訪朝に付き合ったというだけで、ものすごいイメージ宣伝がなされ、ほとんど一夜にして「次期総裁候補ナンバー1」の地位に上りつめてしまいました。政治家としての実績は他に皆無であるにも関わらず・・・。どう考えても不可解です。
統一協会、安倍晋三氏と電通や産経新聞とのつながりは、ここで指摘されています。大手の広告代理店がその気になってメディアをろう絡し、安倍ヨイショのキ . . . 本文を読む
ハムニダ薫さんが、「〈安倍晋三、統一協会合同結婚式に祝電〉をネット上に広げようキャンペーン」を展開中です。詳しくはハムニダさんのブログのこのエントリーを見てください。日ごろあまり時事問題ニュースを追っかけて文章を書くことの少ない私なのですが、このハムニダさんのキャンペーンには連帯します。だって、安倍さんが首相になっちゃたら、カルト教団の教祖・文鮮明氏の政治的意向が日本の政治に反映されるかもって . . . 本文を読む