このブログでも紹介してきました佐々木実さんの『資本主義と闘った男 宇沢弘文と経済学の世界』(講談社)が角川文化振興財団の城山三郎賞を受賞いたしました。おめでとうございます! 佐々木さんは徹底的に取材して、歴史的評価に耐えうる重厚なノンフィクションを世に問うています。こうした大著は、10年、20年経っても色あせずに読み伝えられていくことでしょう。
以前お知らせしましたが、11月30日(土)に私のゼミの主催で佐々木さんの講演会を企画しています。再掲します。城山三郎賞の受賞を祝う講演会にもなります。ぜひ皆さま御来聴ください . . . 本文を読む
<承前>
赤松小三郎が23歳のときに「清水流規矩術(測量法)」をまとめた冊子が見つかりました。これまで知られていなかった新史料です。
清水流の既存のテキストを単に写本しただけのものかも知れません。あるいは、清水流のエッセンスを小三郎の視点でまとめたノートなのかも知れません。まだよく分かっていません。これから調べます。
この冊子が書かれたのは嘉永5年なので、ペリー来航の一年前です。このとき赤松 . . . 本文を読む
昨日、上田市立博物館に赴き、赤松小三郎の遺品などを寄託してまいりました。小三郎所有と伝わる英国制のエンフィールド銃、八分儀、海軍弾薬箱の三点です。
これらの遺品は、もともと上田のコレクターの方が赤松家から買い取って所有しておられていましたが、県外のコレクターの手に渡っておりました。この度、私も含めた赤松小三郎研究会の有志で資金を出し合って三度にわたって買い取り、上田市立博物館に寄託してまいりま . . . 本文を読む