百田尚樹氏をベタ誉めした上で、やはり問題は残るのだ。それは日米修好通商条約の評価である。徳川政権の近代化努力を高く評価する百田氏でも、この条約に対する評価の低さだけは、従来の右派左派に共通する「不平等条約史観」を踏襲してしまっているのだ。 それにしても百田氏が、ここまでのアンチ長州的な認識を示しているということは、この間の、薩長史観見直しの大きなうねりが、日本人の歴史認識を大きく変えてきているということだろう。あとは「日米修好通商条約=不平等条約」という史観の誤りを正すことができれば、明治維新史は完全に書き変わる。 . . . 本文を読む
ごく平均的な大学生に真剣に検討してもらえば、大方はBIなど空想的で、無意味な議論だと結論する。
反対派は、その論拠として
①財源がない。
②かりにBIが導入されたらブラック企業はすぐにその分で賃下げするから支給の意味はなくなる。
③社会保障が削減される。
④ニートが増える。
⑤ギャンブル、酒、タバコなどの依存症が増える。
などを挙げていた。 . . . 本文を読む
戦後の歴代大統領の中で新しい戦争を始めていないのはトランプだけというのは、あながち誇張ではない。バイデンは、トランプの武器輸出がイエメン内戦を劇化させていると批判しているが、それを言うのであれば、オバマ政権時代に副大統領である自分の責任をまずは自己批判すべきであろう。バイデン新大統領が自己批判をした上で、トランプが布いた「脱帝国化」の途を継承するのであれば、それは称賛されるだろう。バイデンも、新しい戦争を始めないという点で、トランプのレガシーを継承して欲しいものである。いずれにせよトランプは、アメリカの戦争中毒を終わらせ、脱帝国化の途を歩み始めた歴史的な大統領と言えることは間違いない。 . . . 本文を読む
近年、水害が起きるたび、ダムとスーパー堤防が必要だと叫ぶ声が高まる。実態をよく知らないまま、ダムとスーパー堤防に過剰に期待している「国土強靭化」論者の方々にこそ、この本を読んでいただきたい。著者は「究極の治水の形は400年前にある」として、戦国時代から江戸時代に発達した治水技術を再評価する。すなわち、相対的に被害の少ない場所を決めて、洪水を越流氾濫させ、流域全体の被害を分散、軽減するというシステムだ。越流してきた水は水害防備林で受け止め、被害を軽減すると共に、越流した水をゆっくりと川に戻していく。伝統的な知恵を取り戻し、それを発展させることにこそ、未来の治水の形があるのだ。 . . . 本文を読む
4年間を総括してみると、80点というところであろうか。木村太郎氏よりは採点が辛いが、トランプが平和に貢献したという点について、心情的に木村太郎氏に賛同するものである。選挙終盤でトランプがコロナにかからなかったら、トランプが逆転勝利していたのではないかと思う。あそこまでコロナへの無策ぶりを徹底的に印象付けてしまったのが痛かった。
というわけで、トランプ大統領、お疲れさまでした。トランプ政権は終わっても、いちど進んだモンロー主義への途は巻き戻すことはできない功績となるでしょう。 . . . 本文を読む