独立した公正な第三者機関による検証が可能か否かが、全体主義か民主主義かを分かつ一つの試金石といえるでしょう。原子力安全委員会も、原子力安全・保安院も、全体主義に組み込まれた翼賛機構の一つにすぎなかったのです。
現在行われている、事業者である国交省から独立した第三者による基本高水検証の場は、少なくとも、私のような立場の人間すらも呼ばれたのですから、公正に検証しようとしている方向性はうかがえます。日本学術会議が、本来のチェック機能を果たせるかどうか、今後も見守っていきたいと思います。
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本日のウォールストリートジャーナルは「コミュニスト・パーティ」の「ヨシイヒデカツ」が今回のような事故を予見していたと報道しています。「共産党の吉井英勝議員は、2010年5月の衆院の委員会で、震災により原発の補助電源も外部からの電力供給もともに失われる可能性もあり、そのような場合、炉心を冷やせなくなるだろうと指摘していた。それはまさに、二週間前に福島第一原発で発生したことだった」。
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本日夕方放送のTBSの「報道特集」の内容は秀逸であった。元福島県知事の佐藤栄佐久氏がインタビューに答え、今回の福島第一原発事故について「残念ながら人災だ」と言い切っていた。番組の中で佐藤前知事は、記者に向かって、福島原発で働く作業員たちからの内部告発文書を読み上げる。作業員は、佐藤前知事にあてた内部告発文書の中で、無理なスピードの定期検査の強要による「過労」を訴え「このままでは大きな事故につながる可能性」などを指摘していた。佐藤前知事は、「こと原発に関しては、県や地元住民の声は一切反映されない、独裁国家のような体制だった」と取材した記者に語ったという。 . . . 本文を読む
亡くなられた方々に心からお悔やみ申し上げます。
復興支援に当たられている自衛隊員をはじめとする関係者の皆様、ごくろうさまです。避難所生活を送っている方々、頑張ってください。何もできない自分が歯がゆいですが、精一杯募金で支援させていただきます。
福島第一原発に関しては、メルトダウンが起こらないことを祈るばかりです。
首都圏に住んでいる私たちにできること。家族なるべく一部屋に集中して過ごして . . . 本文を読む
農文協の発行する『現代農業』が2月号以降、TPP反対企画を連発しています。現在発売中の4月号では第三弾として「飢餓を生み出すTPP」という小特集をしています。その特集の中に拙稿も掲載されており、ウェブサイトを見たら何と私の記事に関しては全文をネットで公開してくださっておりました。
この記事の結論は「失業の増加と賃金下落と農民の土地喪失と環境破壊と飢餓、これが農産物と工業製品の一律自由化の帰結で . . . 本文を読む