コンセッションという経営形態は盗人の原理。コンセッションという経営形態は市場原理にも反する。通常の企業であれば、自らが所有する資産を使って、社会的責任を伴って経営するものだ。しかるに、コンセッションという経営形態は、国民の資産に寄生し、リスクは納税者に負わせ、利益だけをかすめ取ろうという経営形態なのである。
新自由主義というのは、その生産手段の所有者が責任をもって生産するという、通常の市場原理にも反するようになる。すなわち、新自由主義の最終形態とは国民の資産と税金に寄生し、納税者にひたすら負担を強いながら、ボロ儲けしようという経営形態が跋扈するようになるのだ。
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丸山穂高衆院議員(大阪19区)が北方領土を取り返すには「戦争をしないと、どうしようもなくないですか」と発言。この発言の真偽を検証してみたい。
そもそも択捉島とウルップ島のあいだに日露の国境線が引かれるのが確定したのは、1855年の日露和親条約においてである。この条約では択捉島まで日本領とするとともに、ロシアが領有権を主張していた樺太についても、真に友好的な協力関係を進める中で、交渉によってロシアを譲歩させ、樺太を両国の雑居地とするという大きな交渉成果を勝ち取った。困っている相手国を助けてこそ、友情を深めてこそ、領土交渉もうまくいくのだ。
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