記事タイトルは、本日(2013年6月16日)放映の大河ドラマ「八重の桜」で松平春嶽(村上弘明)が岩倉具視(小堺一機)に語ったセリフである。NHKとしては、劇中で春嶽にここまで言わせるのは、批判覚悟の上でよほどの熟慮を重ねた結果であろう。しかし、私はあえて春嶽にこう言わせたNHKスタッフの決断に敬意を表したい。でなければ、孝明天皇から二本松少年隊から白虎隊に至るまで、非業の死を遂げた全ての人々の無 . . . 本文を読む
本日(2013年6月15日)の朝刊各紙が伝えています通り、厚生労働省の厚生科学審議会の専門部会は子宮頸がんワクチンの「積極的に接種を勧めることは控える」と結論づけました。まだ定期接種の対象からは外されていないので、犠牲者を完全になくせるわけではなさそうですが、少なくともこれによって接種者は激減し、危険性を知らずに受けて犠牲になる方々を大幅に減らせることでしょう。
この世界は強欲企業と癒着する政 . . . 本文を読む
TPPを推進しながら、より高い環境基準の相互受け入れという条件を迫れば、「そんなめんどくさいことになるならいち抜けたっ」と、モンサントなどTPP反対に回るだろう。自動車業界もより強く反対しよう。そうなれば交渉は瓦解する。「よりよいTPP」の積極推進は、TPP交渉自体を葬ることにつながる。推進が否定に帰結するという弁証法力学だ。 . . . 本文を読む
「原案の実施に必要な事業費と、実現性についての見通しを示すべき」という要請に対する、関東地整の回答は以下のようなものであった。
「河川整備計画は、河川工事の目的・種類・施行の場所等を定めるもので、事業費を定める計画ではないと考えています」
事業費の実現可能性を抜きにして、およそ実現不可能な法外な額の河川工事の計画を定められて、それを根拠に納税者にたかられてはたまったものではない。事業費を勘案しない計画などあり得るのだろうか?
スーパー堤防を計画のメニューに加えるだけで、事業規模はすぐに2兆円にも膨れ上がり、日本の財政状況を考えて、およそ実現不可能である。与えられた予算の中で、堤防整備区間をより長くしようと考えれば、当然、スーパー堤防は外され、より低コストで実行可能な既存堤防の強化工事が選択されるはずであろう。目標流量を1万5000㎥/秒とすれば、八ッ場とスーパー堤防は真っ先に消える事業となる。 . . . 本文を読む