TPP違憲訴訟の呼びかけ人になられた宇沢先生は、その準備のための第一回会合が開かれた9月24日には、もうこの世にはおられなかったのです。命の灯が燃え尽きようとしているまさにその時でも、行動されていた宇沢先生の心中に思いを馳せるにつけ、涙が出てきて止まりません。この呼びかけを、絶対にムダにしてはなりません。
TPP違憲訴訟の原告には、日本国民なら誰でもなれるようです。私ももちろん原告になるつもりです。皆様に広く原告への参加を呼びかけさせていただきます。皆さん、宇沢先生の最後の呼びかけに応えましょう。 . . . 本文を読む
亡くなる直前まで、市場原理主義・新自由主義を批判し、米国のロビイストたちや日本の官僚たち等の横暴と闘い続けた宇沢先生。この絶望的な社会状況の今、宇沢先生が亡くなられたことは、日本社会にとってあまりにも大きな損失です。
しかし、死せる孔明は、生ける仲達を走らせました。先生の残した社会的共通資本の理論は、いつの日か、世界を闇に陥れてきた市場原理主義と新自由主義に打ち勝ち、世界の再生のカギとなるに違いありません。合掌。
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先日、母校(地元の公立高校)の社会講座に呼ばれ高校1年生向けに話してきた。その概要を紹介しておく。演題は「グローバル資本主義の危機と今後の社会構想」。
日本政府は「グローバル人材の育成」を掲げ、「グローバル資本主義システム」を支える歯車となる人材の育成を教育現場に押し付けようとしている。これは時代錯誤も甚だしい。
現在進行中のグローバル資本主義は必ず終わる。過去においてもグローバル化の . . . 本文を読む
ひさしぶりに中国に行って、親日的な友人たちと話してきた。いかにして戦争の危機を回避できるか、最悪の事態を避けられるか、悲しいことだが、日中間の最大の懸案事項はそれになってしまっている。
中国の親日的な人々は、ここまで事態を悪化させた中国側の原因は第一義的に江沢民派の策動によるものだと考え、習近平に期待している。その概略は以下のようなものだ。紹介しておく。
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尖閣にしても . . . 本文を読む
9月11日から昨日(16日)まで短かったが5年ぶりに中国の山村で森林保全に関する調査をしてきた。今回の調査は雲南省の標高2600mの山の中の少数民族の集落。雲南省での調査はじつに12年ぶりだった。まあ、研究の話はやめておこう。
帰りがけに一泊だけ北京に寄った。北京も5年ぶりだった。
北京は、PM2.5騒動が嘘のような青空が広がる秋晴れのよい天気。
天安門近くの王府井の本屋を . . . 本文を読む
AJER(日本経済復活の会)のchannelAJERが運営する、政治経済専門Web放送サイトにゲスト出演してまいりました。私のテーマは「自由貿易神話を解体する」です。AJERのサイトは下記です。
http://ajer.jp/
その動画はyoutubeで一部紹介されています(下記サイト)。後半部分も含めた全部を観ようとすれば、プレミアム会員登録をしなければなりませんが、前半部分は視聴できま . . . 本文を読む
本日(2014年9月1日)の『東京新聞』の特報面は、文科省の国立大学への天下り問題を特集していた。本年4月付けの統計で、国立大学の課長級以上の管理職に、合計239人の文科省からの出向官僚が在籍しているという(国立大学の全管理職中の1割)。これは自民党の無度撲滅プロジェクトチーム(PT)(河野太郎座長)の求めに応じて文科省が提出した資料中にあった数字とのこと。自民党無駄撲滅PT、グッド・ジョブです . . . 本文を読む