地質学者の竹本弘幸氏から、拙ブログのコメント覧に下記の論考をいただきました。多くの方々に読んでほしいので、再掲いたします。 日本地理学会で報告された論考で、学術的なものです。しかしがら八ッ場ダム建設がいかに危険か、止めるなら今というギリギリの段階にあって、政治的判断のためにも重要な検討事項です。
八ッ場ダム建設に伴う住民の移転先代替地の一つである上湯原地区はダム建設で地すべり災害を誘発する可 . . . 本文を読む
日本学術会議でダム建設の根拠となる「記号」、基本高水の再検証が行われてきたことはこのブログで報じてきたとおりです。
この検証についての公開説明会が9月28日に開かれるそうです。下記ページから参加申し込みできます。なんと締切が今日でした。興味ある方ぜひどうぞ。質問も1000字以内で書き込めます。
最終的な回答書も同じ下記ページからダウンロードできます。
http://www.scj.go.j . . . 本文を読む
八ッ場ダム「検証」の茶番劇の大本営発表を、なんの疑問もさしはさむことなくマスコミが垂れ流している。八ッ場ダムの代替案を検討するも何も、八ッ場ダムの必要性の根拠となっている洪水流量予測も、水需要予測もウソなのだから、そのウソを正すことから始めねば「代替案の検討」も何もないのだ。ウソを前提に代替案など考えても何にもならない。
国交省の検証では治水と利水のみを問題にしているが、八ッ場ダムを建設する . . . 本文を読む
鉢呂さんの発言が適切だったとはもちろん思わない。しかし辞任はいきすぎだ。大臣がこんなことで責任をとって辞めさせられるのなら、ウソやヤラセや情報隠ぺいの限りを尽くしてきた経産省官僚たちの責任はどうなるのだろうか?
鉢呂さんは脱原発の立場だったし、北海道出身の議員としてTPP問題でも慎重な立場だった。それだけに私も期待していた。こんなことで辞任というのは残念で仕方ない。
この点に関して、河 . . . 本文を読む
台風12号で紀伊半島中心に甚大な被害が出ています。亡くなられた方々に心よりお悔やみ申し上げます。東北、北海道の方はまだまだ激しい雨が降るようですので、くれぐれもお気を付け下さい。
さて、これだけ被害が出ると、すぐに「やっぱりダムは必要だ」という議論が出てきます。しかし、今回の災害も死者・行方不明者の多くが土砂災害によるもののようです。ダムがあれば防げたような災害ではりません。98人の死者を . . . 本文を読む
本日(2011年9月2日)の東京新聞の「こちら特報部」の調査報道は素晴らしかった。共産党の塩川鉄也議員の国会質問に端を発して、国交省が国家公務員法に違反する天下りや渡りのあっせんを組織的に行っていたのではないかという疑惑が問題になっている。この疑惑に対し、国交省はお手盛りの内部調査結果を先月の8月19日に発表。「あっせんがあったとは認められない」とシラを切っていた。
東京新聞は、新聞紙面上で . . . 本文を読む
私は野田佳彦新首相の政策や考え方に関してはほとんど知識がなく、知っていることといえば、増税論者であること、改憲論者であるといった一般的なことのみだった。印象としては、新古典派ベッタリの緊縮財政論者、米国ベッタリの軍事的タカ派というイメージだった。その風貌から「ドラマの水戸黄門に悪代官役で出れば似合いそうな人だなあ」などと思っていた。正直、5人の候補の中で最もなってほしくないと思っていた候補だった . . . 本文を読む