代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

共謀罪、可決されれば密告社会

2006年04月27日 | 政治経済(日本)
 何やら共謀罪が明日にでも強行採決される可能性があるらしいです。締め切り原稿に追われてこの間ブログも書いていなかったのですが、今の状況は本当に恐ろしい。何か行動したくても、仕事と育児に追われて何もできない自分がもどかしいです。共謀罪法案の何が恐ろしいと言っても、あの法案のまま可決してしまうと、いずれ治安維持法下の1930年代の日本、文化大革命時代の中国、秘密警察の支配した旧ソ連・東欧諸国、あるいは . . . 本文を読む

日本版「オリーブの木」の可能性  -民主党と共産党は共闘を-

2006年04月13日 | 運動論
 前のエントリーで「日本版オリーブの木の結成を」と論じたところ、oozora通信様からオリーブの木について質問をいただきました。「オリーブの木」は、イタリアの中道左派連合のシンボルマークです。イタリア左翼民主党(=旧イタリア共産党)を中心として結成された政党連合のことであり、1996年から2000年まで政権を担当し、ユーロ加盟や財政再建など多くの政治的成果をあげました。おりしもイタリアの総選挙で中 . . . 本文を読む

小沢民主党への期待

2006年04月10日 | 政治経済(日本)
 メール問題のゴタゴタを経て、小沢新体制での民主党が船出した。「自分も変わらねばならない」と述べた小沢氏の言葉を信じて期待します。小沢新体制に関して、マスコミの中からは歓迎の言葉が比較的多く聞かれたように思える。その中で、小沢氏をもっとも辛辣に批判し、印象的だったのは石原都知事の発言だった。  『毎日新聞』によれば石原知事は定例記者会見で小沢氏について聞かれ、「私は彼を評価しません。あの人ほどアメ . . . 本文を読む

中国の割箸輸出規制について

2006年04月02日 | 世界の森林問題
 Chic Stoneさんが、「割箸、中国の本気?」というエントリーをトラックバックして下さった。100円ショップで一膳一円の割箸を買い求めようとしたところ、「中国の割箸輸出規制にともない、入荷しにくくなっている」とのことだった。ちょうど先月中国にいた頃、中国の全人代で日本への割箸輸出が問題にされていた。全人代の某議員が、「日本は自国の森林を保護する目的で、中国から割箸として大量に輸入している。中 . . . 本文を読む