真田丸第43回「軍議」。じつは告白しておきますと、合戦シーンにかけるお金がないから、城の中の評定のシーンに時間を使って長引かせるのかな~、などともチラっと思ったりしていたのですが、そう思った自分を反省しています。いや、面白かったのなんの。
45分間の一回分をほぼ軍議だけで使うという試み、過去の大河では先例がなかったのではないでしょうか。そのチャレンジングな試み、大成功だったと思います。
大 . . . 本文を読む
「真田丸」の感想をサボっていました。第41回および第42回の感想を簡潔に書いておきます。
第41回「入城」
真田幸村の九度山脱出は諸説あるので、一体どうするのだろうと興味あるところでした。村人を呼んで宴会を開いて、酔いつぶれたところで脱出するという従来からある説をベースにしつつ、じつは村長の長兵衛が脱出計画を先刻承知であり、浅野家の監視をわざと違う方向に誘導して、幸村の脱出を助けるというも . . . 本文を読む
フィリピンのドゥテルテ大統領が来日した。彼がやっている麻薬常習者の超法規的殺害は、もちろん法治国家においては許されてはならないことである。しかも、麻薬常習者のみならず、麻薬を吸引したこともない一般市民まで巻き添えになってフィリピン国家警察に殺されている。看過できる事態ではない。
ドゥテルテ大統領は安倍首相に対して南シナ海問題を、「法の支配の下」平和的に解決したいと言ったそうであるが、彼の口か . . . 本文を読む
シリア問題やイラク問題に関する限り、トランプの主張が正しい。当面、シリアとイラクの内戦を止めようと思えば、ロシアと提携してISをたたくのが最優先であろう。
アメリカの支援する反アサドのヌスラ戦線が、ISと何が違うのか私にはわからない。IS同様の過激なテロリスト・グループにしか見えない。違いがあるとすれば「親米のテロリスト」か「反米のテロリスト」かぐらいの違いであろう。かりにアメリカの軍事援助のもとに、ヌスラ戦線がアサド政権を倒してシリアを掌握したとして、アサドよりもまともな政権をつくるとも思えない。
アメリカがアサド政権を倒すために、「ヌスラ戦線」のようなテロリスト・グループに武器をばら撒かなければ、こんな戦争は起きていないし、ISも生まれていない。民間人が巻き込まれて犠牲になることもなかった。トランプの主張は正しい。
だいたいアフガニスタンやイラクでアメリカが空爆をして民間人にどれだけの死傷者が出ても、「付随的損害(Collateral Damage)」と呼んで涼しい顔をしているのに、アサド政権が空爆をしてアメリカが支援するテロリスト・グループが叩かれると、やれ「人道的危機だ」「戦争犯罪」だと騒ぎ立てる。こんなダブルスタンダードが許されてよいものだろうか? . . . 本文を読む
今回は片桐且元から事件の経緯を聞かされた信繁が、きりから背中を押され、大坂入城を決意、そして信繁から幸村に改名するまでが描かれました。
「幸」の字の由来は明らかでも、「村」の字はどこから来たの? という未解明の疑問に対して、三谷幸喜氏が出した回答は驚き。
信繁が自分にゆかりのある人物や地名などを紙に記し、それを一字一字切って壺の中に入れる。そして息子の大助にクジを引かせるという設定。なん . . . 本文を読む
亀井静香氏ら超党派の国会議員が、靖国(長州)神社に「幕府」軍や会津軍や西南戦争の西郷軍なども合祀せよという要望書を手渡す予定という。現在の靖国神社の宮司は、徳川慶喜の曾孫の徳川康久氏で、以前から「明治維新の過ち」という発言をしていて話題になっていた。徳川康久氏も亀井氏の提案に大いに乗り気らしい。それにしても長州神社のトップが、いつの間にか徳川家になっているというのは驚きである。この際、徳川宮司には、根本的に靖国=長州史観の見なおしを行なってほしい。
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遅れましたが、真田丸第39回の感想を書きます。月並みな感想ですが、今回はとにかく面白かった。
単なる九度山蟄居生活の日常描写といってしまえばそれまでですが、これまでの全39回の中で、もっとも面白い回の一つでした。
まずは気になる『兵法奥義』の中身に何が書かれていたのか。ここで、いきなり笑いの刺客が待ち受けていました。あれは読めない!!ツイッターでどなたかが「まるでヴォイニッチ手稿みたいだ . . . 本文を読む