代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

利根川・江戸川有識者会議での論点(2) 踏みにじられた「環境」と「総合的管理」の理念

2012年11月13日 | 利根川・江戸川有識者会議
 1997年に改正された河川法の第一条には「河川環境の整備と保全がされるようにこれを総合的に管理する」と書かれている。しかし、国交省は、ダム建設のため「目標流量先にありき」の議論を進めている。現行の河川法のどこを読んでも、「河川整備計画の策定に当たってはまず目標流量を決めねばならない」などという規定はない。利根川の治水基準点の目標流量を1万7000㎥/秒とすれば、直ちに上流に八ッ場 . . . 本文を読む

東京新聞の記事紹介「大雨時の河川流出量 森林回復で4割減 八ッ場建設に影響も」

2012年11月13日 | 利根川・江戸川有識者会議
 以前、毎日新聞(何故か西日本版のみ)が記事にし、当ブログでも紹介した東京大学演習林・生態水文学研究所の緑のダム研究、本日(2012年11月13日)の東京新聞が一面と特報面で大きく報道しています。図と共に一部引用させていただきます。  お恥ずかしながら私のコメントも掲載されています。  ネットでは一面のみ閲覧できますが、ネットでは公開されていない特報面でさらに詳述しておりますので、ぜひ新聞の現 . . . 本文を読む