先週、NHK解説委員の方から、昨年のフィリピンの洪水災害と違法伐採の関係に関して取材を受けました。明日4月29日(金)の11時45分からNHK総合テレビの「明日を読む」で取り上げられるそうです。私の名前は出ないとは思いますが、違法伐採現場で撮影した写真などをNHKに提供しておきましたので、私のコメント内容とともにいくつか紹介されるかも知れません(もしかしたら編集で全部カットされるかも知れませんが . . . 本文を読む
本日は靖国問題に関する私見を述べさせていただきます。靖国問題は、このブログの趣旨との関連性も低いかなと思ってこれまで何も書いてこなかったのですが、今の状況は、もう見るに耐えられないので書くことにします。ブログにおいて、私は東アジア共同体の構築を訴えています。靖国問題が片付かない限り、決して東アジア共同体構想は実現しないと思われるので、未熟な私見ですが書かせていただきます。
小泉首相によると靖 . . . 本文を読む
3月2日にエントリーした「新しい社会資本整備のあり方」に対して、酔狂人さんからコメントをいただきました。本日はそのコメントに対する私の考えを述べたいと思います。私は、3月2日の記事において「政府は勃興期にある費用逓減産業が伸びるよう、郵貯の資金を使って徹底的に支援せよ。そうすれば民間設備投資が活性化するので、本当に郵貯の資金が民間に流れるようになる」という趣旨のことを述べました。ですから、郵貯・ . . . 本文を読む
自民党の郵政民営化反対派の皆様、最後まで断固として闘ってください。日本のマスコミの多くは、「小泉首相が郵政問題で解散すれば、内部分裂状態の自民党は選挙で負けてしまうだろうから、自民党の反対派は徹底しては闘わず、どこかで矛を収めるだろう」などという勝手な観測をしています。反対派議員の皆さん、随分となめられた話だと思いませんか?
ぜひ解散を恐れずに闘ってください。「自民党が郵政で分裂のまま選挙に . . . 本文を読む
昨日の記事の続きで複雑系の話題です。非平衡熱力学における複雑系理論の開拓者であり、ノーベル化学省を受賞したイリヤ・プリゴジンらは、ニュートンからラグランジュ、ハミルトンへと続く古典力学の流れの中で、「時間」は「失われた次元」となったと述べています(イリヤ・プリゴジン、イザベル・スタンジェール『混沌からの秩序』みすず書房、を参照)。
ラグランジュやハミルトンの解析力学の体系にあっては運動方程式 . . . 本文を読む
最近、仕事で多忙だったためブログの更新ができず申し訳ございませんでした。本日は少しアカデミックな話題をいたします。3月13日の私のブログの記事「政府の失敗再考」に、経済学者の塩沢由典先生が訪れてコメントをしてくださいました(塩沢先生がコメントしてくださったのは3月25日)。私が塩沢先生のブログにコメントしたら返信して下さったのです。塩沢先生は、進化経済学/複雑系経済学と呼ばれる分野に関して、世界 . . . 本文を読む