八ッダム裁判の不当判決については昨日書いた。判決文が目も当てられない非論理的な日本語であることは書いた通りだが、読売新聞(群馬版)は「「八ッ場」訴訟 2審もダム必要性認定」と報道していた。下記サイト。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20130329-OYT8T01944.htm?from=tw
マスコミの「誤報」に関して、詳しくは、 . . . 本文を読む
本日、東京都が八ッ場ダム建設に公金を支出することを差し止める訴えを都民が起こした八ッ場ダム住民訴訟の控訴審で不当判決が下った。予想通りの結果だが、見れば見るほどふざけた日本語である。
子供たちに見せたくないような判決文は見たくないと、以前のブログに書いたが、遺憾ながら教育上よろしくない文章の典型的なものとなってしまった。怒りにまかせて、この文章を一気に書くことにする。
利水
東京都のおこ . . . 本文を読む
本日(2013年3月29日)は、八ッ場ダム住民訴訟の東京高裁控訴審判決である(於:東京高裁101大法廷)。これから傍聴に出かける。絶望して帰ってきて、今晩は何も書く気力もなくなるかも知れない。
日本の「貿易の父」
一つ前の記事で横浜開港時に生糸貿易の半分を担っていたといわれる豪商・中居重兵衛と、中居屋の最大の取引先であった上田藩の生糸の関係について触れた。
中居屋重兵衛は上州嬬恋村の出 . . . 本文を読む
大河ドラマ「八重の桜」であんつぁま・山本覚馬の口述書「管見」が登場する段になったら、「管見」と赤松小三郎の「御改正之一二端申上奉口上書」を比較検討する記事を書こうと思っていた。どうせ誰も書いてくれないだろうから、と。
ところが、嬉しい悲鳴だが、今月の『歴史街道』(2013年4月号)の山本覚馬特集で、新選組研究者として名高い伊東成郎氏が、覚馬の「管見」と小三郎の「御改正口上書」を比較検討し、「 . . . 本文を読む
私も委員として参加しておりました利根川・江戸川の有識者会議が先日3月18日の会議をもって打ち切られることになりました。常軌を逸したメチャクチャな議事運営が続き、毎回唖然とするばかりでしたが、議事録だけは残ります。
以下の推論が妥当か否か判断してみてください。
(1)計算値と実測値のあいだには乖離がある。
(2)その乖離の理由を科学的に解明することはできなかった。
(3)しかし計算 . . . 本文を読む
前回3月8日の利根川・江戸川有識者会議の場で、ダムという「点の治水」から流域全体で雨水の浸透性と貯留性を高めるという「面の治水」を訴えてきました。その顛末を紹介します。
流域治水の有効性を否定し、あくまで「点の治水」を訴える委員の方々の理屈に、こちらは「目が点」になりそうでした。詳しくは、追って議事録が公開されます。流域全体で雨水の浸透性を高めることこそ八ッ場ダムなどよりもはるかに効果のある . . . 本文を読む
拡散希望です。シンガポールでのTPP交渉会合に、米国のNGOと共に参加しているPARC事務局の内田聖子さんから緊急署名の呼びかけがやってきました。
シンガポールにおいて、米国の交渉担当官は公の場で以下のように公言していたそうです。これまで決まったことに対し、日本が議論を蒸し返すことは一切許さないという内容で、日本にとってはこれ以上ない屈辱的な内容です。
「米国の交渉担当官が、シンガポール会 . . . 本文を読む
本日(2013年3月8日)は第10回の利根川・江戸川有識者会議。国交省が会議の打ち切りも示唆する中で、ひょっとすると今回が最後かも知れません。本日は以下のような内容の意見書を国土交通大臣宛てに出すつもりです。
流域全体で雨水の浸透性・保水性を上げるという流域治水で八ッ場ダムを代替するという内容です。その方策はたくさんありますが、下記では雨水浸透枡、ウッドチップ舗装、田んぼダム、森林保水力向上の . . . 本文を読む
昨日(2013年2月28日)、「ダム検証のあり方を問う科学者の会」が八ッ場ダム建設予定地の遺跡保存を求める緊急アピールを文化庁長官あてに出しました。
アピール文は八ッ場あしたの会の下記サイトに掲載されています。
http://yamba-net.org/modules/news/index.php?page=article&storyid=1864
さらに、作家の森まゆみさん、詩人のアー . . . 本文を読む