代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

米国産GMトウモロコシはどんどんバイオエタノールに使った方がよいかも

2007年03月02日 | エコロジカル・ニューディール政策
 トウモロコシの原産国であるメキシコは1994年にNAFTA(北米自由貿易協定)に加盟してから、トウモロコシ生産が激減しました。古代マヤ文明の当時からトウモロコシを栽培してきた先住民族の小規模農家が、米国からの安価な「輸出補助金付遺伝子組換トウモロコシ」の輸出攻勢を受けて、農業を続けていられなくなったのです。それこそ何百万人が離農したとも言われています。(正確な統計数値はないらしい)。とくにアメリカの「輸出補助金付遺伝子組換トウモロコシ」に関しては、海外へ流れる輸出量が減った方が、環境のためにも人々の健康のためにも良いといえるでしょう。他の国は食糧自給率を上げることができますし、むしろ穀物価格の上昇は世界の貧困農家にとっては良いニュースかも知れません。 . . . 本文を読む