代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

エコノミック・ヒットマンとしての竹中平蔵

2008年04月27日 | 脱米
 米国の諜報機関であるNSA(国家安全保障局)にリクルートされて「エコノミック・ヒットマン(経済的狙撃者)」として活動してきたジョン・パーキンス氏が、自分の悪業の数々を暴露した本が『エコノミック・ヒットマン』です。日本における竹中氏の役割を知りたい方は、ぜひご覧になってください。  たとえばジョン・パーキンス氏は、石油ショックによる原油高で儲けたサウジアラビアから、ドルをアメリカに還流させるため、サウジに米国債を購入させるという指令を受け見事に実行しています。反対したサウジの王族には「ブロンド美人」を献上して懐柔したといった事実まで書かれています。  さて、米国に日本の金融資産を貢ぐために、日本をゼロ金利の罠に陥れ、日本国債の発行を制限し、郵貯を民営化し、大量の米国債を購入させてきた竹中平蔵氏。 彼の役割も、エコノミック・ヒットマンとしてのそれなのです。 . . . 本文を読む