わたしは今は仙台におります。
きのうは「省CO2先導事業」の取り組み動向についての報告会。
住まいと環境東北フォーラムの会合でした。
会場では、毎回顔を合わせるみなさんが多く、
旧交を温めておりました。
そんななかで、少し気になる情報もあって、
今後の展開がどうなっていくのか、注目といったところであります。
って、何を書いているのかさっぱりわかりませんね(笑)。
申し訳ありません、もう少し情報を確認してから、いずれ書きます。
写真は、先日の北海道札幌での工務店グループ・アース21例会での
見学先事例であります。
わが家のリフォームとかもお願いしているヨシケンさんの最新事例。
まだ工事中で未完成物件ですが、
「やりたいけれど、なかなかやらなかったことを、
エイヤ、とやってみた家です(笑)」という意欲作。
なんといっても、南面側の開口部の大きさがすごい。
2階建てなんですが、居間は2層分の高い天井で、
それともバランスが取れているくらい、開口部の高さも高く広い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/75/6d5280b6a15f986fa16c6ff971751177.jpg)
ほぼ人間が立っている目線での感じは上の写真のような感覚。
構造上、梁をどうしても通さなければならないのですが、
そこから上も高いので、せり出している大屋根の軒のすぐ下まで
窓が思いっきり開いている。
ここまでの大開口になると、プライバシーの問題が
都市住宅では最大の問題になるけれど、
この家の場合には、南側にご主人の実家があって、
そういう意味では気兼ねがいらなかったというポイントが大きい。
で、こんな大開口だけれど、
そのガラスは木製なのですね。
木製サッシのメーカーさんと打ち合わせしながら、
コストも抑え、巨大なガラス面を実現させたのだそうです。
忙しくて、その後、この件の聞き取りをまだしていないのですが、
他の部位でも自然素材を使っているので、
開口部は当然、木製を使いたくなる。しかし、
ちょっと、ほかの日本では考えられないような贅沢な素材選択だと思います。
でも、こういう木製窓でもそんなに高コストにはならないのが、
北海道の住宅マーケットの不思議さであるのかも知れません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/7d/0ee2cdfdfff1b262b73681e86ee95693.jpg)
最後は正面、西側からの外観であります。
こういうシンプルな外観が、やはりいいですね。
奇抜であるよりも、長く愛され続けるのは
やはり人間のDNAに訴えかけてくるような形なのでしょう。
安定感があるプロポーションは、
いまの時代も、そしていつの時代も
「安全・安心」という人間の基本欲求を満たしてくれている。
そんな好印象を受けた住宅でした。