三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

子育て期以降の生き方

2014年12月20日 08時32分27秒 | Weblog


ことしもあと10日あまりとなりました。
わたし的にはことしは下の子、坊主が大学進学して、
手許を離れて首都圏暮らしになったことが大きな変化。
日常生活から、こどもへの直接的な関わりがなくなった。
どんなふうになるのかと、手探りの感じもあったのですが、
その分は、しっかりと仕事への集中が穴埋めしてくれたように思います。
って、去年まで仕事に集中していなかったワケではないのですが(笑)
そんな印象を持っています。
ひとそれぞれに、こういう「子離れ」の様相は違うでしょうが、
やはり一生涯続けていける仕事があるというのは
男女を問わず、生き方に大きな関わりがあると実感しました。

しかし一番感じることは
家の計画と人生行路は、なかなかちょうどよくはいかないということ。
わが家は一時期、職住一体の兼用住宅だったので
けっこうな広さ・床面積があります。
この広さはけっして自慢ではなく、いまとなっては、
まことに困ったムダな広さなのであります(泣)。
雑誌の特集でもいまや、「平屋」とか、「コンパクト」というコトバの方に
多くの人の目線は向かっている現代に、まるで逆行している・・・。
まぁしかし、いまさら「減築」もまた気が重い。
最初から兼用住宅を建てたのですが、
当初のスタッフ数の予想としては、7~8人が上限だと思っていた。
それが、あれよあれよと増加せざるを得ず、
いまは17人のメンバーでやっています。
そうすると、建築の方が追いつかなくなる。
やむなく、いったんは増築でしのいでいたけれど、
それでも窮屈になって、近所に事務所を引っ越しさせたのです。
つくづくと、わが身の先行き・見通しの悪さを思い知らされます。
で、その間に子育て時期が重なっていて
まぁ、無我夢中のような状況で過ごしていたわけです。
そんな人生行路について
子離れということが、ひとつの節目になって、
いろいろに思いをいだかせられた次第なのです。
そんな1年も、あと残りはほんのわずか。
立って半畳寝て一畳、断捨離ではありませんが、
少しでも将来に向かって、ムダを省いていきたいものだと
年の瀬に、牛歩の歩みで考えはじめています。



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