三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

【原広司「梅田スカイビル」 画像編集での耽美】

2017年09月01日 06時37分51秒 | Weblog
きのうの記事でもキャッチ写真としてトップに掲載しましたが、
今回出張の主要訪問先のダイシンビルド・清水社長オススメの「大阪スポット」。
わたしは不勉強でこの大阪の代表的建築についてよく知らなかった。
2日目、アポイント先に向かう前に、クルマを走らせてみた。
以下は、Wikipediaの紹介文であります。

〜梅田スカイビルは、1993年3月に完成した、大阪府大阪市北区大淀中の
新梅田シティ内にある超高層ビル。
地上40階・地下2階、高さ約173メートル、設計は原広司。その独特の形状から
大阪のランドマークとなっている。イギリスの出版社ドーリング・キンダースリーが選ぶ
「TOP 20 BUILDINGS AROUND THE WORLD」の一つに、アテネのパルテノン神殿、
ローマのコロッセオといった歴史的建造物と共に選出されるなど
世界的に有名な建築物で訪れる者の3割を外国人が占めるとされる。
タワーイースト(東棟)、タワーウエスト(西棟)の2棟で構成され、
その頂部を連結するように円形の空中庭園展望台を設置した構造が特徴。
地震、風、振動への耐性が強化される。空中庭園は地上で組み立ててから
ワイヤーロープでつり上げる「リフトアップ工法」で施工された。
また、イースト・ウエスト両棟を行き来するため22階に連絡通路が設けられている。
ビル最上部の空中庭園展望台からは梅田を中心とした大阪都心と遠景を一望。
超高層ビルの展望台としては珍しく屋上に設置され、
360度の視界と全天を風を感じながら眺められる展望台は観光スポットとして人気。
空中庭園展望台には「空中庭園大明神」を祀る社があり、御利益は恋愛成就。〜

原広司さんというと、北海道では札幌ドームがあります。
それと、わたしが好きな建物としては京都駅もあります。
案外、好きな大きな建物を挙げてといわれて名前の挙がる建物は
けっこう、原広司設計というのが多いなと感じています。
この建物は、施主が積水ハウスということ。
積水さんには東大の学閥があるようで、そういった関係なのでしょうか。
時間はまったくなくて、クルマでの通りすがりで写真だけを撮った、
そういう次第なのですが、なんといってもそのプロポーションが惹き付けられる。
見れば見るほどにいいなと。
きっといろいろな黄金比率のようなものがそこに意図されていると感じます。
左右の2棟のタワーのボリューム感とそのあいだの距離感。
そのバランス感などが、人類共通的な造形感覚になっているように思われる。
この外観写真は、自分で撮影した見上げ写真をもとに、
それを写真編集ソフトでタテ、ヨコなど水平垂直を再構成した写真です。
逆に言うと、そう編集してみたくなるほどに建物に惹かれた。
こうやって編集してみると、その配置感とかも伝わっても来る。
さらには、どういった経緯でかはわからないけれど、イギリスの出版社が世界の建築に
ベスト20というようなランク付けをして、それが支持・情報利用されているというのも
関係者として、リスペクトを感じさせられます(笑)。
新住協の勉強会とか会合でも、この建物はよく利用するとか。
今後、大阪へ来る機会が増えてきたら、一度はじっくりと体感したいですね。
コメント
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