リキデンタルオフィス 医療関係者向けブログ

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記録をとり続ける大切さ

2013-02-02 13:15:33 | Weblog
当たり前のことだが、全体的な治療を必要とする症例においては
初診時 再評価時 再々評価時 終了時の変化をみる、
そして毎メインテナンス時においての状態の
変化の有無などをみていく必要がある。
Perioのケースであればなおのことである。
パノラマでは個々の歯について評価できない。 
なので嫌でもデンタル10枚法は必要になってくる。
たとえば、この患者はSPT4年目に入った患者だが、
10枚法のシートはすでにこんだけある。
しかし当院ではいたってフツーのことである。
また、点数がほしいだけでレントゲンをとるのでない。
病態の変化や安定を肉眼だけの所見でなく、
レントゲンでの所見も絶対的に必要な場合があるのだ。

一初診においてのレントゲン算定において
パノラマとデンタル10Fの算定はしばりがあり
しかも一回しか算定できない。
メインテナンスの時は算定できるが、
初診時の治療において、一初診内で毎治療ステージにおける
模型、口腔内写真、レントゲンなどは算定できないため、
これはもはや術者の裁断による無償でおこなうしかない。
厚労省もこのような現実をみて、理解してくれたら
保険点数制度も見直してほしいと切に願う。

本当に採算あわないことをしてる自覚はあるが
ゆずれないこだわりは医療人の誇りである。