PGI名古屋 ６月月例会

昨日の夜はコロナ自粛で中断していた当会の勉強会が再開された。
今月は症例相談、症例検討会。
症例相談は稲熊先生から欠損を伴う中程度の歯周炎に罹患した症例についての治療方針について。
症例検討は、浦田先生から前歯部歯肉肥厚がみられる症例についての
その原因と処置についてと、経年的予後を追った症例にみられる
部位特異性の歯周組織病変の原因と対処についての提示があった。

両先生の症例とも、日常臨床で非常によく遭遇する事例ではあるが
治療方針や考え方に悩むことが多いと考える。
活発な議論が行われ参加者は充実した時間を過ごせたと思う。

個人的に思うことは、
稲熊先生の資料のクオリティーが高くなっていたこと。
称賛されたい、地位や名声にこだわる、そんなことどうでもよい、
とにかく目の前にある症例を一生懸命考えて治療したい、という
思いが写真やスライドの構成から滲みでていた。

まさしく当会にふさわしい内容であった。
勿論浦田先生のスライドも同じような内容であった。

お二人のスライドをみて、これぞ当会のスタンスであると
嬉しい気持ちで気持ちよく勉強会の時間を過ごすことができた。