昨日は朝から東京の野寺先生の医院に出向き、患者さんの治療を行った。
私が一般治療、野寺先生が矯正治療を行っている患者さんであるが
中々愛知に行けないということで、今回は私が東京までいくことになった。
11時から1時間ほど私が処置を行い、その後40分ほど野寺先生が矯正処置を
行っていた。処置後、私は一宮で所用があったため、
すぐに愛知に戻るというあわただしい一日であった。
ちなみにこの症例は、重度の顎機能障害があった事例である。
治療過程において矯正治療が必要な場合、専門医と連携をとって行う
いわゆるインターディシプリナリーアプローチであるが
この言葉を掲げ連携するには、具体的にどのタイミング(複数回)で、
どのような点を再評価し、どのような処置を行うかが、治療の成功を導く
大きな要因となる。
患者さんは、コロナの影響で1年近く愛知に来ることができなかったため
矯正治療中に顎機能異常が軽度だが再発している状態であった。ゆえ
そのこともふまえ私は処置を行い、開閉口路が1時間の処置で正常に戻すことができた。
動的治療期間中でもこのようなチェックと処置を行わなければ、
矯正治療の明確なゴール設定は困難と考える。
あともう少しの期間でこの患者さんの治療を終えることができるであろう。